2009年8月24日月曜日

イカロスの翼

『イカロスの翼』という歌を知っていますか?
私は、小学校の音楽の時間に習ったのを覚えています。む~か~し、ぎりしゃ~の~、イカロスは~♪ という歌。

父、大工のダイタロスと、息子イカロスは、ミノス王の不興を買い、牢屋に閉じ込められてしまいます。父は、息子を自由の身にするために、窓から落ちてくる鳥の羽を集め、ロウで固めて、飛び立つ羽を作ります。

翼を付け、窓から空高く飛び立ったイカロスは、父の「太陽に向かって飛んではいけない」という忠告を忘れ、空高く太陽に向かって飛んでしまいました。そして、羽を固めていたロウは溶け、イカロスは墜落してしまいます。

その墜落したとされる海は、イーカリア海と名づけられ、その近くの島をイカリア島といいます。
ギリシャ人は、結構頑固なのですが、この島の島民は素朴で優しかったです。
海岸沿いに、天然露天風呂があり、旅の疲れを癒すことができました。
イカロスの神話の海を眺めながら、ゆっくり肩まで温まってきました。この島は、のんびりするには、いい島です。何もない、神話だけが息づく島。観光客もほとんどいません。

サントリーニの夜景

ティラ島、またの名をサントリーニ島。
ここは、エーゲ一番の観光地です。

真っ白い建物、白のシャツを着たギリシャ人たち。

エーゲは、とにかく暑いです。砂漠のような灼熱地獄。だから、服装も白しか着られません。

素朴な漁村


ギリシャ、エーゲ海の小さな漁村。
鯖や蛸が天日干しにされていました。
思わず、日本の居酒屋が懐かしくなりました。

このエーゲの海は、海流の流れが滞っているせいか、塩分量が非常に高く、海の生物がほとんどいません。海草も少なく、貝やゴカイなどの海の虫もいないようです。エーゲ海は、大きな塩のプールといった感じです。
海鮮類といえば、イカ、タコ、サバぐらいです。

エーゲで、美味しい魚を食べようと思っていましたが、期待はずれでした。


小さな船に乗る漁夫たちの、長閑な風景は、少し心が和みます。




2009年8月11日火曜日

ベランダのスイカ

突然に旅立った私は、ベランダのスイカちゃんたちのお世話を、途中で手放してしまいましたが、この度、私の家族の手によって、無事、包丁が入れられました。
ん~、出来が悪かったようです。
色は薄く、甘みも少なかったようで、タヒチ産の糖度が13になるはずのスイカなのですが・・・。
私はギリシャの灼熱にへばっていた頃、日本は、日照不足だったようで・・・。それが原因か、旅立つ前に肥料を与え過ぎたのが、ちょっと気になっていたので、それが原因か?

次の夏、またチャレンジしたいですね!

古代ギリシャ

なんで? と思われるかもしれませんが、私は今、ギリシャにいます。(まさきらしくない国、と言われますが)突然に行くことが決まって、慌しく出発。その後、恐ろしいほどの暑さ、と砂漠のような砂塵に、バテていまいました。
ギリシャって、木も生えない砂漠です。
ギリシャ人は、古代からのプライドがあるのか、理屈っぽい。フェリーの往来と、排気の悪い車の多さで、空気が臭くて、頭痛の元です。

今まで、カナダやアラスカの美味しい空気のなかばかりを旅していたので、今回の旅程は、キツイですね・・・。
でも、古代、中世、と遺跡を訪れると、また考えさせられることが様々有り、暑さで脳みそは、スクランブルエッグになっていますが、いい旅程を送っています。
また、どこかでその様子をアップしますね。

2009年8月3日月曜日

手紙

シアトルのダウンタウンに戦没者名簿の碑があり、戦地から家族への手紙が刻んであります。



しばらくの間、身動きが取れませんでした。

この戦没者名簿の碑では戦争に対して肯定も否定もしていませんが、戦争の虚しさが伝わって来ます。