スイカは二つ果実が育っていますが、あとの蔓は、全滅状態。完全に、生理障害です。でも、この原因の判定が難しい。
生理障害は、いろいろあって、例えば、土壌内の窒素が多すぎるとか、カリウムが足りない、カルシウム、マグネシウム、鉄分が足りないなど、まったく人間の体と同じなのです。
せっかく受粉が成功してピンポンボールほどまで膨らんだのに、萎んでしまったり、他の種子も枯れてしまいました。
赤スイカの蔓は、完全に先端部が止まり、つぼみを付けなくなりました。黄スイカは、雄花ばかりが咲いて、雌花の成長が悪く、雄花が雌花をとばしてしまう。まったく、果実がつけられなくなってしまいました。
肥大しない原因は、日照不足、低温障害、それとカリウム不足。
成長点が止まったのは、窒素が多すぎることが引き起こすカルシウム不足。たぶん、私の液肥のやり過ぎが原因です。
雌花が育たないのは、何かが多すぎるか、不足しているのか、・・・今は判断がつきません。
農業も科学、(こっちも→)化学なんですよね。栄養学と同じ。 こうして、植物と関わっていると、病院の栄養士さんみたいな気分になってきます。
私は、高校が家政科・大学が家政学部なので、栄養のことを化学的に学んだことがあります。大学は、概論ばかりで役に立つことは、あまり教えてくれませんでしたが、高校の家政科は、かなり専門的で、面白かった。
今思えば、本当に、高校家政科に入って良かったと思います。(お前は、成績が悪いから、ここしかダメだろうと、中学の先生に振り分けられてしまって受験したのですが)
高校普通科が、数学や国語などの受験科目をやっているときに、私は、児童心理、高齢者社会、介護、栄養、衣服などを勉強していました。家政科って、人が生きる上で必要な、総合科学なんです。
だから今、一番役に立っているのは、このときに学んだことです。
国語や歴史は、本を読んだほうが楽しいし、物理や数学は、最近、帆船(ほぶね)に乗るので、そこで楽しく学べる。科学は、農業やキャンプなどをして、自然と触れ合えば、おのずと分かってくるし、思い切って海外に出たことで、中学、高校で赤点だった英語も、今では、会話に困らない。
人は、どう生きるかで、学び、身につけることが違ってくるものだな~。
ただ残念なのは、最近の県立高校のほとんどが、家政科、商業科、(園芸科、工業科)などの技能科をやめて、普通科になってしまったことです。
今の高校は、受験だけが目的となり、人間の土台作りとしての学び舎の役割を果たしていないような気がします。
家政科も楽しかったけど、私は、もしできるならば、高校の農業科、看護科、工業科など、転々として『学び』を続けたいな~と思います。だって、楽しそうなんだもん。農業科で、チーズを作ったり、カルピスを作ったり、工業科だったら、ロボット作ったりね。
と、いうことで、今は、スイカの健康が、一番の関心ごとです。生理障害を治すには、まずは、カルシウムを補給して、土壌の酸性度を中和し、栄養のバランスをとることなのですが、なんて言いながら・・・、本当は、私が世話をし過ぎるのが、原因かも・・・?
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