私がまだ小さい頃、写真のような合掌づくりの民宿は、安く泊まることができました。囲炉裏のそばで、トランプをして大広間の畳の部屋で走りまわった記憶があります。
でも、合掌の村が世界遺産になってからは、高級宿になってしまい、なかなか泊まることができなくなってしまいました。
先日、久しぶりに合掌の村を訪ねると、大きな観光バスが何台もやってきて、大きな駐車場が作られていて、係員が立っていました。
お土産屋も立ち並び、もはや、小さい頃の素朴な里山の合掌村の面影がありません。
世界遺産は、保護を目的としているはずなのですが、日本人は、世界遺産を観光産業のチャンスにしてしまいます。
観光客のために、大きな道路が敷かれ、観光バスのために、大きな駐車場を作り、お土産屋が立ち並ぶ。
そんな風景にしてしまって、本来、世界遺産の保護という目的が果たせたのでしょうか?
もう一度、子供の頃に体験したような、山里の合掌造りの家に泊まってみたい。
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