先日、友人とこんな話しをしました。
08年の9月10日に、ビッグバンの模擬実験施設(大型ハドロン衝突型加速器)というのが稼動され、大きなニュースになりました。
これは、スイスとフランスの国境をまたいで作られた地下トンネル施設で、陽子を高速で飛ばし、衝突させる実験施設です。
(稼動直後、電気系統の欠陥による大量ヘリウムの漏洩が発見され、現在は、再稼動が延期になっています。)
この実験施設では、極小ビッグバンやブラックホールの生成実験が予定されていたそうです。
科学者の間でも、この実験に対しては、安全視する科学者と危険視する科学者に二分されています。
地球上で、もしもブラックホールが誕生したら、そのブラックホールが空間を食べて成長し、地球が消滅するかもしれない。イメージ動画、ここをクリック。
http://jp.youtube.com/watch?v=BXzugu39pKM&feature=PlayList&p=547AF838EE90395B&index=0
そこで私は、「地上でブラックホールの生成実験をしてしまってもいいと思う?」と、友人に尋ねたのです。みなさんは、どう思いますか?
かの、ホーキング博士は、「極小ブラックホールは、誕生しても、すぐに蒸発して消滅してしまう」と言っていますが、湯の沸くヤカンではないのですから、そんなことを言われてもね~。
実は、「美しい地球を守ろう」などと言って頑張っていても、こんな実験(目にも見えないほどの陽子の衝突)で、地球の存続どころか、存在さえも消滅するかもしれないというスケールの懸念があるんですよ。
そのうち、人間はブラックホールを自由にコントロールすることができるようになって、最新科学兵器にもなったりして・・・。考えれば、SF世界になりますが・・・。
ただ一つ、「やってしまってからは遅い」なんて結果にならなければいいのですけれどね。
人間の探究心は、否定できませんが、そう言って、人間は原爆や水爆を発明してきました。
ですから、
う~む。考えさせられますね~。今は、ホーキングさんの言う、「極小ブラックホールは蒸発する」、という言葉を信じるしかありませんけれど・・・。
宇宙の秘密が解かれていくのには、興味がありますが、危ないことは避けて欲しいものです。
ちなみに、私は、ホーキングさんの推論がはずれていて、地球が消滅してしまうのでは?と思ってしまう方なので、心配派なんです。
この実験、もしかすると、『開いてはいけない、パンドラの箱』なのではないでしょうか???
(写真は、地下実験施設の一部です)
1 件のコメント:
大型加速器でブラックホールを作ったら地球が消滅するんではないか? という話。
素粒子のレベルで色々なものをぶつけたり壊したりしていると、完全に人間の手に負える世界からはなれているような気がします。なので、地球消滅もあり得るのかもしれませんね。そうなると月も元地球の小型ブラックホールに吸い込まれるか、重力バランスが崩れて迷走始めるか。太陽系も惑星が一つ消滅したらバランス崩してそれぞれの惑星の公転に影響が出てくるでしょうね。ま、地球がなくなってしまったらそんなことは関係ないですが。
ロバート・オッペンハイマーが世界で初めて核爆発をさせようとしたときのこと。連鎖的に地球上のすべての空気が加熱して地球は滅亡する、と予想した物理学者もありました。
そんなことが起きなかったので、今も我々は生きていられるのだけど、これ以降、いつでも人類は簡単に滅亡できる「恐怖」と共存していくことになりました。オッペンハイマー自身もそのことは自覚していた様でこんな言葉を残しています。
「我は死なり。世界の破壊者なり」
自分の確立した理論を実証してみたい、というのは科学者誰もが思うことかもしれません。しかし人類の存亡に係ることは実証しちゃいけません。
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