富山県の誇り、立山連峰(剣岳)を主題とした映画、『剣岳~点の記~』6月20日からロードショーです。楽しみですね~。
この映画は日露戦争後の日本、国防のために日本地図の完成を急いでいました。
その山に、「誰かが行かねば」と、男たちが測量機を持って山頂を目指します。事実にもとづいて描かれた物語、原作は、『アラスカ物語』の新田次郎です。
と、言うことで、この夏、立山行きませんか! 遠方の人も、おいで! 登山と言うわけにはいかずとも、温泉に浸かるだけでもいいですよ。地獄谷温泉です。
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(補足) この映画の主人公 柴崎芳太郎の後も、剣岳には、山頂に標石を上げることができず、長く三角点が設置できませんでした。そのため剣岳の標高の数字は何度も書き換えらることになります。(←航空写真測量などをしたため、その結果、更に誤差が出ました) しかし、ようやく2004年にヘリコプターにより標石を運び、GPS測量がされました。結果、GPS測量は、標高2998.6m。 およそ100年前に、柴崎芳太郎が測量した結果(結局、標石を立てることができず、標石のない四等三角点で測量計算)は、標高2998m。 たった、60センチの差しかなかったのです。大きな石、ひとつ分です。
100年前の技術と、現代のGPS技術、あまり差がなかったとは、凄い話ですよね。
結局、四捨五入により、標高2999mと正式に発表され、3000級の山には、一歩足りませんが、日本で最も危険な山に違いがありません。多くの死者を出している剣岳は、二千、苦、苦、苦。という数字になってしまいました。剣岳を愛する登山家たちにとっては、GPS測量数字よりも、柴崎の数字2998のほうが良かったそうです。そりゃそうですよね。
もしかしたら、柴崎芳太郎は、9のぞろ目を避けて、わざと8にした粋な人だったのかもしれません。
(実際、GPS測量で基本とされる海抜が、東京湾だそうなので、そこでも地表の湾曲から多少の誤差が出るそうです。せめて20センチ低ければ、柴崎の測量が訂正されずに済んだのにね・・・)
100年前の技術と、現代のGPS技術、あまり差がなかったとは、凄い話ですよね。
結局、四捨五入により、標高2999mと正式に発表され、3000級の山には、一歩足りませんが、日本で最も危険な山に違いがありません。多くの死者を出している剣岳は、二千、苦、苦、苦。という数字になってしまいました。剣岳を愛する登山家たちにとっては、GPS測量数字よりも、柴崎の数字2998のほうが良かったそうです。そりゃそうですよね。
もしかしたら、柴崎芳太郎は、9のぞろ目を避けて、わざと8にした粋な人だったのかもしれません。
(実際、GPS測量で基本とされる海抜が、東京湾だそうなので、そこでも地表の湾曲から多少の誤差が出るそうです。せめて20センチ低ければ、柴崎の測量が訂正されずに済んだのにね・・・)
これは、現代の話ですが、映画は明治時代の話です。是非、富山を舞台にした映画、見てください。
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