2011年4月3日日曜日

神の火を盗んでしまった・・・

今日テレビのコメンテーターが、こんなコメントをしていました。

アメリカ冷戦時代から活動する政治家の一人(名前は忘れました) が、人間が原子力を使うことについて、「人間は、神の火を盗んでしまった・・・」と発言したと。

「神の火を盗んでしまった・・・」

まさに、この表現は、今の現状を表していると思います。近寄れず、止められず、人間の手に余りすぎるモノを、人間は英知未熟のまま、手にしてしまった・・・。

核兵器の原子力も、原子力発電の原子力も、そもそもは同じ。

拙著にも書きましたが、「核の平和的な利用」という言葉のもとに、核は、原子力発電への利用として移行していきました。しかし、そもそもその原点は、あの広島、長崎の原子力爆弾であり、冷戦時代の核開発競争を背景にしているのです。

本当に、人間が手にするべきではなかった「神の火」だったのではないでしょうか。

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