2010年12月31日金曜日

文壇のお姉さん。

今年も、もう数日という日に、出版社から封筒が届き、見ると、今年11月の帝国ホテルでの集英社四賞の受賞パーティーのときの写真が、一枚入っていました。
いつも、このパーティーには、プロのカメラマンさんが何人か、パーティーの様子を撮っていらして、その写真は、あまり貰えるものではないのですが、今年は、私のことを覚えてくださっていたカメラマンさんだったので、お願いしてみたところ、とてもいい写真、一枚!頂きました!やった!
一緒に写ってくださっているのは、去年、柴田錬三郎賞を受賞された、直木賞作家の村山由佳さんです。もう6年前のことですが、自宅兼職場の牧場のほうに住み込むという、ありえないくらい貴重な体験をさせていただいて、大変お世話になった方です。
ホント、いつもセクシーでお美しい・・・。文壇のお姉さんです。
開高健ノンフィクションの世界は、みんな孤独?に、自分の世界を追ってらっしゃる方が多いのですが、小説の方では、村山由佳さんを中心に、今までの小説すばる新人賞受賞の方々が、みんな仲良くて、和気藹々としているんです。前回など、北方 謙三さんが、葉巻をくわえながら、若い新人作家さんたちとワイワイやっていていらして、なんだか、いい光景でした。

ということで、いつも、『小すば』は、いいな~っと、うらやましく思っていて、私にとっては、畑が違うのですが、ついつい、小説の畑の輪に行ってしまうんです。今年も、小すばの方の二次会に足をすすめてしまい・・・、お店の扉の前で、「あ!私はノンフィクションだった」と、Uターンして、ノンフィクションの二次会へ。ノンフィクションの分野にも、和気藹々と、文壇のお兄ちゃんやお姉さん、オジサン的な方がいてくれるといいな~っと思いました。


それで、この年末、椎名誠さんとお会いすることになり、私は、ようやく『文壇のお兄さん』を、見つけた!と思いました。
シーナさんは、文壇では大御所ですが、私が『岳物語』を読んでいた頃は、文章のなかでも兄貴分的な方だったので、今も私なかでは、『岳物語』の頃のシーナさんなんです。永遠の少年って感じしませんか?少年だけど、ちょっと怖がりの少年たちを守る、兄貴的な少年が、そのまま年を重ねたというような。
『寄らば大樹の陰』 大きな木の下の安心感のようなものがありますよね。

ちなみに、村山由佳さんと、椎名誠さんと、私の3人には、共通点があります。それは、3人とも、馬好きということ。
村山由佳さんは、西部劇に憧れて、自分でも馬を持っていらして、北海道のエンデュランスという馬の競技にも参加されています。椎名さんは、モンゴルの草原を駆け巡っていらして、それは有名ですよね。
私も、馬が好きで、カナダとニュージーランドで、馬と一緒に生活をしていました。

ということで、やっぱり、馬好きの人は、いいよね~。


2010年12月28日火曜日

椎名さんの『バカ』と『怪しい』は、褒め言葉。

先日のことですが、作家の椎名誠さんと、わしらは怪しい雑魚釣り隊の怪しい方々と、一杯飲みました!
場所は、椎名さんのエッセイでお馴染みの新宿のお店『池林坊』です。
『池林坊』は、なんでも美味しく、とても賑わっていました。このお店の店主、トクヤさんは、シーナさんのエッセイにも書かれているのですが、若い頃、毎日、新聞配達をして、資金をつくり、ようやく店を持つのですが、失敗・・・。でもまた新聞配達からはじめて、今は新宿に立派なお店を構えてらっしゃるという、とっても尊敬してしまう方なのです。

「バカたちが来るからね」と、シーナさんから紹介された方々は、みなさん、怪しい雑魚釣り隊の(立派な!)隊の方々で、とても楽しい時間になりました。
シーナさんの「バカなんだよ~」と「怪しい」という言葉は、ここでは最高の褒め言葉。
そうですよね~、普通じゃ、つまらない。

まだまだ、お話ししたかったのですが、これから「飲む、打つ、買う」の「打つ」だからねと、みなさんは、マージャンに行かれました。「買う」は、酒の肴だそうです。
本当に、楽しい方々で、シーナさんからいただいた二冊の『怪しい』文庫本も、読みながら、面白くてニヤニヤしちゃいました。

ちなみに、ソフトボール経験のある私は、シーナさん発起の全国浮き球三角ベースボールの『新宿がぶり団』から、スカウトされました。

浮き球ベースボールとは、椎名さんが数年前、奄美大島で出会ったヘンテコな野球で、漁師たちが長靴をはいて走り回り、バットはそこらに転がっている流木。球は、砂浜に打ち上げられた浮き球。球はよく飛ぶけれど、風に流されてどこに行くかわからないという、なんだか、まともでは到底できない野球です。だからというわけでもないでしょうが、飲んで打って、飲んで走って、酔っ払って、また打ってという、(酔っ払い?)全国リーグなのです。面白そうでしょう?

よおし!打つぞー!飲むぞー!楽しみ!

2010年12月26日日曜日

夢枕獏さんを囲む忘年会

師走は、忘年会の季節ですね。今年は、出版も出来て、たくさんの人と出会い、良い年でした。
先日の冒険家や登山家の集まりの会、日本を代表する登山家、タワシ髭さん(椎名誠さんのエッセイ『あやしい探検隊』でのニックネームです)のお店で行われる、仮名『しんこうえんじのかい』の忘年会に引き続き、今回はなんと、

夢枕獏さんを囲む忘年会に、寄せさせて頂きました。

メンバーは、獏さん他、フランスで活躍するサックス奏者の仲野麻紀さんと、ウード(ギターの原型)奏者のヤンピタールさん。二人のK-1格闘家の方、(この年末の試合のセコンドにつかれるそうです)それと、某有名雑誌の編集者の方と、タイガーマスク(佐山サトルさん)の入場曲かな?を作曲されたギターリストの方と、バンビというバンドのボーカルの女性。

ちゃんこ鍋を囲んだのですが、いろんなジャンルの方が集まり、まさに囲む人々も、ちゃんこ。
とても楽しい時間でした。

09年には、トルコで、獏さんの『シナン』を読みました。『シナン』を書かれたときの裏話などが聞けて、面白かったです。
『シナン』、おすすめです。それと、『神々の山嶺』は、のめり込みますよ。

(写真、私、ちょっと痩せたかな~?)


2010年12月14日火曜日

名前のない会


「忘年会するから、おいで」と誘われ、行ったお店は、新高円寺にあるオーガニックのお店。ちょと迷って、お巡りさんに聞いて行ってみると、お店の入り口に、見たことのある髭を蓄えたおじさんが立っていました。
「あれ?」と思いながら店のなかへ入り、名刺交換。すると名刺には、大蔵と書いてあり、「あの、シーナさんの怪しい探検隊のタワシ髭さんですよ。有名な登山家ですよ」と紹介されました。
もちろん、椎名誠さんの本『怪しい探検隊』で、お名前は存じておりましたが、実は、そのタワシのような髭は、既に何度も写真で拝見していて、はじめて会ったとは思えないほど、親しみを覚えました。

というのも、偶然にも、私のアラスカの友人たちが、登山隊長のタワシ髭さんと、マッキンリーに登ってるんです。
友人たちが見せてくれた美しいマッキンリーでの写真のなかに、あのタワシのような髭が、いろんな場面に登場していて、なかでも、マッキンリー4000メートルあたりで、テントにロープを張って、ししゃものような魚(きゅうり魚)の干物を作っている写真は、驚きながらも、大爆笑。

毎年、多くの登山チームで賑わうマッキンリー。普通は、缶詰や保存食を持っていくのですが、タワシ髭さんご一行は、前日に、きゅうり魚の漁をして、大量の魚を4000メートルまで運び上げ、テント脇で干物にする。
そんなチームは、マッキンリー登山の歴史のなかでも、大蔵さん一行しかありませんね~。さすが、怪しい探検隊の一味。ベースキャンプでは、魚の干物が珍しく、見にくる外国人登山者で、テントを囲まれたとか。名物登山チームだったでしょうね。

タワシ髭の大蔵さんとは、懐かしいアラスカの友人たちの話しで盛り上がり、とてもいい時間を過ごすことができました。

さて、この忘年会は、今後、冒険家や登山家が集まる会にしたいということで、名前を募集していたのですが、いい案がなく、とりあえずと、タワシ髭さんが平仮名で、『しんこうえんじのかい』と、連名ノートに書きました。私は、その名前が気に入っています。そのまま、『なまえのないかい』もいいかも。

これからも、元気のいい冒険家や登山家が集まる会になると思うので、とっても楽しみ。
タワシ髭大蔵さんのお店、『バル・パタゴニア』も美味しかったですよ。機会があれば、ぜひどうぞ。
http://www.shizenshoku.jp/shop.html#bar_info

2010年12月9日木曜日

深大寺のもみじ

深大寺の紅葉を、見てきました。ゲゲゲの女房の舞台になったところで、賑わってましたよ~。

2010年12月7日火曜日

新しいカメラ

師走ですが、暖かい日、すずめのカップルが水浴びをしてから、仲良く日向ぼっこしていました。新しいカメラの望遠で、驚かせることなく、パチリ。
よく取れてます。かわいいね~。


2010年12月6日月曜日

思いがけないプレゼント

思いがけず、クリスマスプレゼントを頂きました。新しいデジタルカメラです。
サージカルテープを貼って歪みを押さえ、騙し騙し使っていた6年前のデジカメ。ようやく引退することになりました。
接写もできず、内臓コンピューターも壊れて、露出もうまく出来なくなっていたカメラですが、極寒の冬のアラスカで、胸元で温めながら、いろんな情景、いろんな瞬間を写してくれました。本当に、一緒にいろんな所に行ったカメラです。
ユーコン川のカヌーの旅、マッキンリーの麓での犬橇、そして、北米最北端のバローに、『私の名はナルヴァルック』で描いた地、ティキヤック村も、そして中国や韓国も。いつも一緒でした。

本当に、このカメラとは、長い付き合い。ありがとう。大切に保管します。

そして、「これからも、取材を頑張りなさい」と、新しくプレゼントしてくださった友人に、感謝です。本当に、有難うございます。

もう、ブログ写真、ボケませんよ。これからも、頑張ります!

2010年12月2日木曜日

色鮮やか。

トンネルを抜けると、そこは、雪国だった。川端康成のこの情景は、冬に東京から富山に帰る途中、新潟の峠のあたりで体験するのですが、今回は、

トンネルを抜けると、そこは、

目の冴えるような、鮮やかな紅葉だった・・・。

真っ暗な中から見る紅葉は、太陽の光を吸収して、本当に、別世界。こんな紅葉の見方もいいですね。
写真は、奥多摩です。

オールディズ。昭和の匂い。

静岡、法多山の紅葉を見に行ったときの写真。参道近くにある、商店街にまだ残るパチンコ屋。

私の小さい頃、近所のお寺のお祭りのときに、こんなパチンコ台を置いた移動パチンコ?スマートボールなどの店が出ていたんです。なんだか、懐かしい~感じがしました。昭和の匂いですね~。

そう言えば、水槽に一円玉を落として、目標場所に落ちると景品がもらえるというお店も出ていて、よくやりました~。景品は、鈴だったかな~?

そんな、思い出、ありますか~???