2010年2月25日木曜日

ビーバー村から、


知人が、ビーバー村を訪ねるツアー(現地発)に行って来たというので、写真を送ってくれました。

2007年、私は、二度目のユーコン川を下りました。
フランク安田のお墓の前には、お供え物を入れるブリキの箱があるのですが、そこに前回は、梅酒を密閉して入れました。(著書に書いてあります)

二度目は、カヌーの船尾につけていた日の丸の旗に、『ユーコン川を下る全てのフローターの安全祈願』と書いて、納めて来ました。
その旗が、まだ残っているようで、「ガイドさんが見せてくれた」と、写真を送ってくれました。

懐かしいな~。それに、爽やかな太陽が出てますね~。陽も伸びてきているのですね~。
そう言えば、こちら日本も、夕方5時でも明るくなりましたね~。
アラスカの冬の太陽の気持ち良さは、忘れられません。ホントに気持ちがいい。
写真を送ってくれた知人には、大感謝です。笑顔になりました。ありがとう。

2010年2月22日月曜日

チャレンジ!

やっぱり、オリンピック男子フィギュア、四回転論議になりましたね~。

四回転で、転んで減点になるリスクを避けて、低い技で確実な演技をしたアメリカ選手が金を取りました。

でも、オリンピックは、人間の未知なる可能性にチャレンジする場だと思います。そういう意味では、四回転に、果敢に挑戦してくれないと・・・。
女子だって、一生懸命、細い足で、トリプルアクセルに挑戦している。

例え転んでも、挑む姿は美しいし、そこから精神も体力も立て直していく姿が、勇気をくれます。

未知なる可能性に挑戦しないなら、やはり、オリンピックではないです。
挑まないなら、プロのショー・スケート界で、華やかに踊っている方がいいのではないでしょうかね?

私は、挑む姿を見たいし、転んでも、立ち上がる姿が見たい!
自分の勇気の為にもね。

2010年2月20日土曜日

最北端からの写真。

先日、訃報が届いたアンブローズの家族が、一家の写真を送ってくれました。懐かしいな~。
この家族は、地球儀で言えば、ほぼ真上。北米最北端のエスキモーの村、バローに住んでいるんです。
こんなところから、写真が、一瞬で送られてくるのだから、いい時代になったよね。

バローのアンブローズの家に滞在することになったとき、アンブローズ(じーちゃん)が私に部屋を与えてくれました。そして、その部屋で寝ていると、真夜中に、いきなり、ドアがバタンと開いて、
びっくりして起きると、ドアのところに、ばーちゃんが立っていた。
「なんで、日本人が寝ているの?」
息子がやって来て、「いいんだ、いいんだ」と、ばーちゃんを引っ張っていったけど、そのあと、四回も、そのばーちゃんの訪問を受けることになり、
私の枕元で、「日本人の女が寝ている・・・」と、立っていたんです。

ビンゴゲームで遊んで、酔っ払って帰ってきたばーちゃんは、その夜のことは、まったく覚えていない。

お酒もギャンブルも大好きな、ばーちゃん(ジュディー)と、まったくやらない真面目なアンブローズは、仲良くて本当に面白い夫婦だった。

写真を見たら思い出しちゃった。

今頃、バローは、極夜。寒さも厳しいだろうな・・・。

富山の雪に負けるな!

2010年2月17日水曜日

大ショックです。

楽しみにしていた女子アイスホッケーの試合を見過ごしてしまいました。(録画放送ですが)
カナダ×スイス。絶対、いい試合なのに。結果を見たらカナダの圧勝でした。
男子はプロがあるからいいけど、女子の試合って、テレビ中継もないし、なかなか見られない。普段見られない試合を見ることができるのが、オリンピックなのに。 は~、大ショックです・・・。

次の放送予定を調べました。
2月26日、決勝戦です。NHK衛星第一、ライブなので朝8:15からですって。
みなさん、女子のアイスホッケーも見てあげてチョ。仕事の人も、録画を! 衛星第一って録画できたかな???

カナダチームが勝ったら、おごっちゃいます。
ん~、やっぱり、もともと強いチームが勝っても面白くないから、カナダが負けたら、おごりますよ~。
あ、でも、アメリカと決勝だったら、もちろんカナダに勝ってほしいし・・・。
優柔不断。

やっぱり、カナダが勝ったら、おごります!!!(地球号見たと言って下さい。チロルチョコかも、笑)

勝ちよりも、技への挑戦。

オリンピックは、感動がいっぱいですね~。毎回、涙がこみ上げてきて、目がうるうるしてます。一生懸命この瞬間のために練習してきているのだから、見る方も胸にきますね~。

さて、フュギア男子、フランスのブライアン・ジュベール。
四回転ジャンプにこだわりつづける人です。最近は、失敗したら大きな減点になるので、四回転は避けて演技をする人が多いのですが、そんななかでも、彼は四回転を飛ぶことにチャレンジし続けます。
無難なトリプルにしておけば、とっくにオリンピック・メダリストになっていたでしょう。

でもね、メダルのために無難な演技するよりも、自分の限界と競技への可能性に挑戦していく姿は、素晴らしい。

日本の柔道は、必ず一本勝ちを狙っていきますが、各国は小さな技でポイントを稼ぐやり方で勝っていくものだから、しばらく、日本の柔道選手もやりにくい時代がありましたね。

勝ちにこだわるのではなく、技にこだわる。

そんな生き方が、私は好きです。
がんばれ!じゅべ様。(ヨン様風)

2010年2月14日日曜日

よかったね。

オリンピックの開会式、良かったです。
地元先住民への尊重をアピールした開会式でしたね。外では、「先住民から奪った土地で、オリンピック開催は許さない」というデモもあったようですが。

個々に尊重した、新しい時代を作らないとね。

さて、私が、微笑ましく思ったのは、聖火台の失敗でした。出てくるはずの四本の氷柱が三本だけ。一番大切なところで、あ~、やっちゃった・・・。
こういうドジなところが、カナディアンらしい。
完ぺき主義ではない、ちょっとオマヌケなところが、私が、カナダを愛する所以ですね。
例えば、アメリカだったら、かなりシビアに完璧な技術を見せ付けるでしょう。旧社会主義国だったら、国家の威信に関わってしまいます。でも、カナディアンって、ちょっと、のんびりしてるからね。舞台裏で、苦笑いしているだけでしょう。
 
もう昔の話ですが、私はカナダで事故に合い、救急車で運ばれたことがあるのですが、病院に着いて救急車から下ろされるときに、妙に張り切っていてテキパキとしていた救急隊に、ドスンと、ストレッチャーごと落とされことがあるんです。お陰で、頭部強打。二次災害でした。でも、その救急隊たちは、妙に張り切って一生懸命でしたから、憎めなくてね・・・。
 
カナダって、そういうところが、いいのよ。いなかっぺで、微笑ましい。
でも、安全に関しては、シビアに完璧な安全対策をして欲しいですね。亡くなったグルジアの選手は、まだ21歳だった。本当に、ご冥福を。

2010年2月12日金曜日

今年は、雪、降りますね~。

今年は、例年になく雪降ってますね。(と、言っても昔は、もっと降っていましたが)
バンクーバーはいつも以上に暖かいそうで、テレビでも、ウィスラーの雪不足を伝えてましたね。雪が空輸されてました。

ウィスラーと言えば、もう5年も前ですが、苦い思い出があります・・・。車でアラスカに引越しをしたときに、このウィスラーへの道を通ったのですが、ちょうどオリンピックに向けての道路拡張工事をしていて、(当時は、細い山道でした) 何度も工事渋滞で足止めされて、ようやく長い下り坂で、車がスムーズに流れました。工事渋滞からのつかの間の心の開放感とともに、坂道だから車も自然と転がり、スピードがついてしまったんです。すると、坂道の下で、警察が「止まれ」って合図しているんです。スピード違反だって。「え~!!!」ですよ。
私は、誰もが知る、のろのろ運転手。たまたま、下り坂で車がちょっとスピードが出ただけなのに・・・。

罰金を払うための紙が切られてしまい、「これからアラスカに引越しだから、アラスカから払える?」と聞くと、「払えない」と言い。「じゃ、アラスカからどうやって払えばいい?」と尋ねると、「俺は、罰金の紙を切るのが仕事だから、知らん」と、言われ・・・。とほほ・・・・。
だいたい、なんで、工事渋滞を起こしている合間の下り坂で、レーダーをやってるの?も~。「イケズ!」
結局、アラスカから、カナダの友人に電話をして、立て替えて払ってもらいました。

その時は、2010年のオリンピックなんて、まだまだ先のことだ。と思っていましたが・・・、あっと言う間でしたね・・・。

ちなみに、アラスカへの道は、道幅の広い国道を行くのが普通なのですが、私は、ウィスラーの山越えをして行きました。もの凄い山道ですが、景色は最高です。
みんな、スキー場までしか行かないけど、その先も、いい所がいっぱいあるんですよね。

「これから、アラスカに引越し」と言っても、その警官には、信じてもらえませんでしたね。「アラスカに行くのに、なんでこんな道をいくんだ?」と。そんな道です。

あのウィスラーに続く道路は、今はどんなだろう?

2010年2月10日水曜日

もうすぐオリンピック

もうすぐオリンピックですね。私はいつも、夏も冬も、オンリンピックの開催されている頃は、テレビのない場所に行っていましたから、オリンピックをテレビで見るなんて、久しぶりです。もしかして長野以来かな?
ところで、バンクーバーオリンピックのシンボルマークに、イヌクシュクが用いられています。
私は、これを見るたびに、なぜ?と思わざるをえません。

イヌクシュクは、もともとカナダ北東の、(カナダではイヌイットと呼ばれる)先住民の道しるべに建てられた石像です。
バンクーバーは、どちらかというと、トーテムポールを建ててきた沿岸インディアン、(例えばハイダ族など)の色が濃い地方です。トーテムポールは、もはやバンクーバーの顔にもなっています。
バンクーバーのイングリッシュベイに、このイヌクシュクが立てられていますが、なんだかピンときませんね。 イヌクシュクは、雪原の道標ですから、雨のバンクーバーには似合いません。

バンクーバー・オリンピックを象徴するのに、なぜ、このイヌクシュクが選ばれたのでしょうか?

それを考えると、脳裏によぎるのは、かつての同化政策です。1970年代に、トーテムポールは、宗教的の色合いが強いからと、白人たちによって、建造を禁止されました。代わりにキリスト教が強制されたのです。 この時代は、先住民たちの伝統文化が、悲しく、抑圧された時代です。
世界に示すオリンピックの象徴に、その悲しい過去はふさわしくないのでしょうか・・・。
私は、宗教や文化的なしきたりとは別に、単純に、ハイダ族のデザインが好きです。自然を敬いながらも、とてもアグレッシブに表現されていて、エネルギーを感じます。

バンクーバーで、オリンピックをするならば、遠くの無難なイヌイットの道標などを持って来ず、どんとトーテムポールのマークで、いったらいいのにと、私はそう思います。
なんだか、過去や、民族への、「ごまかし」を見ているような気がします。
(事実、どういう経緯かは知りませんが、私はインディアンやエスキモーたちに、強い思い入れがあるからそう思うのでしょう・・・)

とりあえず、オリンピックは、応援しますよ!特に、雪のない国の選手団!
楽しみです。

2010年2月8日月曜日

これは、愛なんだ。

 週末マイケルの若い頃のコンサートDVDを見ました。最近、運動不足なので、一緒に踊って見ることに。(もちろん見よう見まね)
若い時の彼は、本当に力強く、ビートを刻む体は、止まることがありません。2時間ほどのDVDをかけながら一緒に踊った私は、途中何ども、「タイム!」と、バタン、寝転んでしましました。
 映画『This is IT』を2回見ましたが、やはり若い頃に比べると、痩せて筋肉も細く、「この人、病気なんじゃない?」と思わせましたね・・・。10年前のマイケルは、胸板が厚く、お尻がプリッとして、太ももも太いんです。完璧にダンサーの体を保っていました。
 DVDの中に、彼の性格を垣間見る瞬間があります。突然、セキュリティーの人を呼んで、ステージの上の虫をとって、と頼むんです。「だれも踏んでほしくないんだ」と彼は言い、「殺しちゃダメだよ」とセキュリティーに念を押します。
 
 映画『This is IT』では、私は、マイケルに教えられた瞬間がありました。
イヤフォンの調子が悪く、マイケルの耳に激しい音量が流れたときのことです。リハーサルを止めて、そのイヤフォンの不満を言うのですが、彼は、このことで誰も傷つかないように、気を使いながらイヤフォンの説明をします。 そのとき彼は、言葉の合間に、こう言うのです。「これは、愛なんだ」「君たちの事は、愛しているよ」「だから、ちょっとイヤフォンを直してくれないか?」と。

 彼は「I love you 」という言葉をよく使いますが、自分の心に立つ波を抑える時にも使っているように思います。そうやって、心を静めているのでしょうか。

 彼にはいつも、お金目当ての人が集まり、メディアによって理不尽なバッシングを受け、普通だったら『人を信じる心』も挫けてしまいますよね。でも、彼は『Love』という言葉を信じつづけていました。
 マイケルの歌は、地球のこと、子供たちの未来のこと、いろんな社会風刺を込めて作られた曲が多いです。マイケルとジョン・レノンの他、私は、そういう歌手を知りません。(日本にも、いませんね~、男と女の愛の歌ばかりで・・・)
『You Are Not Alone』 『Heal The World』 など、最近の私は、マイケルの歌で、心を癒されています。

I love you みんな!(やっぱ、これ、照れくさいな)

2010年2月6日土曜日

がっぷり、雪です。

富山は、がっぷり、雪です。
どかどか、降りましたね~。久しぶりです。
地球温暖化の話は、どこへやら。
雪の匂いは、いいね。
雪にまみれて遊びまわっていた子供の頃を思い出します。

夜が明るいですよ。雪明り。

2010年2月5日金曜日

品格?

品格を問われて、横綱が引退に追い詰められました。
彼は、悪者(ヒール)扱いされていましたが、私は、彼が好きでしたね。ジャイアンみたいで。
ジャイアンは、威張って、のび太君を泣かしてばかりいるけど、ここは!と言うときには、一番に助けに行く、正義感の強い男の子です。私にとっては、モンゴルの大草原のジャイアンが、日本に来たというイメージでした。

彼のお陰で、衰退していた相撲がまた人気を得ました。彼の成したこと、相撲成績だけではなく、日本における経済効果、国際関係を考えても、この日本の29歳のなかで、誰が横に並ぶでしょう?

前回のサッカーの件では、子供の支援のためのチャリティーサッカーで、ちょっと、怪我を押しても頑張る姿を見せただけでしょう?子供たちは、憧れの人とサッカーができて、嬉しかったと思いますよ。
でもそれを、日本は、『チャリティー』ということに着目せず、『仮病』と騒ぎ立てました。それを知った子供たちは、悲しく思ったことでしょうね・・・。

今回の事件も、「メディアで報道されていることと、事実とには、格差がある」と彼は言います。

実際、メディアが誇張した報道をして、国民を煽る傾向があるのは、今も昔も変わりません。

また、表向きは品行方正でも、裏では、したたかに生きている人もいます。彼は、不器用だけれど、裏が無い感じで、私は好きでしたよ。

品格、品格と言いますが、

29歳の外国の若者に、日本の品格を問うほど、この国は、『国家の品格』を持っているでしょうか?
今の日本人は、日本人としての品格があるでしょうか?

まず、品格をとやかく言うコメンテーターに品格は感じられませんが・・・。

こういう形が、残念でなりませんね。

頑張れ!大草原の若者!

饅頭?だるま馬

東京滞在中に静岡浜名湖にあるNLファームに行って来ました。そこで、ミニチュアホースが飼いたいというオーナーと一緒に、馬を見に行きました。私の背丈ほどの馬です。
カナダの牧場にいた時にも、隣りの牧場に二頭のミニチュアホースがいたので、よく遊びに行っていましたが、そこの二頭は、気が強くて大きな馬にケンカを挑んでましたね~。
ミニチュアホースは、犬で言う小型犬みたいなもので、結構、臆病なくせに吠えるといったような性質があって、実は、体が小さいから子供向きと思われているけれど、子供のいたずらなしぐさに忍耐力があまりありません。カナダでは、心の据わった大きな馬の方が、子供にいいと言われています。しっかりと躾けられた馬は、子供に思いやりを持って接することもできますから。

でも、見に行ったこの馬は、とっても大人しい。オーナーも、この子は珍しく大人しい子だと言っていました。こういう大人しいミニチュアホースだったら、子供たちも喜ぶだろうな~。

私たちと、犬の散歩のように歩いたあと、馬場のなかで、ちょこんと据わって日向ぼっこしていました。

その姿が、まるで、饅頭か、だるまです。