2010年12月31日金曜日

文壇のお姉さん。

今年も、もう数日という日に、出版社から封筒が届き、見ると、今年11月の帝国ホテルでの集英社四賞の受賞パーティーのときの写真が、一枚入っていました。
いつも、このパーティーには、プロのカメラマンさんが何人か、パーティーの様子を撮っていらして、その写真は、あまり貰えるものではないのですが、今年は、私のことを覚えてくださっていたカメラマンさんだったので、お願いしてみたところ、とてもいい写真、一枚!頂きました!やった!
一緒に写ってくださっているのは、去年、柴田錬三郎賞を受賞された、直木賞作家の村山由佳さんです。もう6年前のことですが、自宅兼職場の牧場のほうに住み込むという、ありえないくらい貴重な体験をさせていただいて、大変お世話になった方です。
ホント、いつもセクシーでお美しい・・・。文壇のお姉さんです。
開高健ノンフィクションの世界は、みんな孤独?に、自分の世界を追ってらっしゃる方が多いのですが、小説の方では、村山由佳さんを中心に、今までの小説すばる新人賞受賞の方々が、みんな仲良くて、和気藹々としているんです。前回など、北方 謙三さんが、葉巻をくわえながら、若い新人作家さんたちとワイワイやっていていらして、なんだか、いい光景でした。

ということで、いつも、『小すば』は、いいな~っと、うらやましく思っていて、私にとっては、畑が違うのですが、ついつい、小説の畑の輪に行ってしまうんです。今年も、小すばの方の二次会に足をすすめてしまい・・・、お店の扉の前で、「あ!私はノンフィクションだった」と、Uターンして、ノンフィクションの二次会へ。ノンフィクションの分野にも、和気藹々と、文壇のお兄ちゃんやお姉さん、オジサン的な方がいてくれるといいな~っと思いました。


それで、この年末、椎名誠さんとお会いすることになり、私は、ようやく『文壇のお兄さん』を、見つけた!と思いました。
シーナさんは、文壇では大御所ですが、私が『岳物語』を読んでいた頃は、文章のなかでも兄貴分的な方だったので、今も私なかでは、『岳物語』の頃のシーナさんなんです。永遠の少年って感じしませんか?少年だけど、ちょっと怖がりの少年たちを守る、兄貴的な少年が、そのまま年を重ねたというような。
『寄らば大樹の陰』 大きな木の下の安心感のようなものがありますよね。

ちなみに、村山由佳さんと、椎名誠さんと、私の3人には、共通点があります。それは、3人とも、馬好きということ。
村山由佳さんは、西部劇に憧れて、自分でも馬を持っていらして、北海道のエンデュランスという馬の競技にも参加されています。椎名さんは、モンゴルの草原を駆け巡っていらして、それは有名ですよね。
私も、馬が好きで、カナダとニュージーランドで、馬と一緒に生活をしていました。

ということで、やっぱり、馬好きの人は、いいよね~。


2010年12月28日火曜日

椎名さんの『バカ』と『怪しい』は、褒め言葉。

先日のことですが、作家の椎名誠さんと、わしらは怪しい雑魚釣り隊の怪しい方々と、一杯飲みました!
場所は、椎名さんのエッセイでお馴染みの新宿のお店『池林坊』です。
『池林坊』は、なんでも美味しく、とても賑わっていました。このお店の店主、トクヤさんは、シーナさんのエッセイにも書かれているのですが、若い頃、毎日、新聞配達をして、資金をつくり、ようやく店を持つのですが、失敗・・・。でもまた新聞配達からはじめて、今は新宿に立派なお店を構えてらっしゃるという、とっても尊敬してしまう方なのです。

「バカたちが来るからね」と、シーナさんから紹介された方々は、みなさん、怪しい雑魚釣り隊の(立派な!)隊の方々で、とても楽しい時間になりました。
シーナさんの「バカなんだよ~」と「怪しい」という言葉は、ここでは最高の褒め言葉。
そうですよね~、普通じゃ、つまらない。

まだまだ、お話ししたかったのですが、これから「飲む、打つ、買う」の「打つ」だからねと、みなさんは、マージャンに行かれました。「買う」は、酒の肴だそうです。
本当に、楽しい方々で、シーナさんからいただいた二冊の『怪しい』文庫本も、読みながら、面白くてニヤニヤしちゃいました。

ちなみに、ソフトボール経験のある私は、シーナさん発起の全国浮き球三角ベースボールの『新宿がぶり団』から、スカウトされました。

浮き球ベースボールとは、椎名さんが数年前、奄美大島で出会ったヘンテコな野球で、漁師たちが長靴をはいて走り回り、バットはそこらに転がっている流木。球は、砂浜に打ち上げられた浮き球。球はよく飛ぶけれど、風に流されてどこに行くかわからないという、なんだか、まともでは到底できない野球です。だからというわけでもないでしょうが、飲んで打って、飲んで走って、酔っ払って、また打ってという、(酔っ払い?)全国リーグなのです。面白そうでしょう?

よおし!打つぞー!飲むぞー!楽しみ!

2010年12月26日日曜日

夢枕獏さんを囲む忘年会

師走は、忘年会の季節ですね。今年は、出版も出来て、たくさんの人と出会い、良い年でした。
先日の冒険家や登山家の集まりの会、日本を代表する登山家、タワシ髭さん(椎名誠さんのエッセイ『あやしい探検隊』でのニックネームです)のお店で行われる、仮名『しんこうえんじのかい』の忘年会に引き続き、今回はなんと、

夢枕獏さんを囲む忘年会に、寄せさせて頂きました。

メンバーは、獏さん他、フランスで活躍するサックス奏者の仲野麻紀さんと、ウード(ギターの原型)奏者のヤンピタールさん。二人のK-1格闘家の方、(この年末の試合のセコンドにつかれるそうです)それと、某有名雑誌の編集者の方と、タイガーマスク(佐山サトルさん)の入場曲かな?を作曲されたギターリストの方と、バンビというバンドのボーカルの女性。

ちゃんこ鍋を囲んだのですが、いろんなジャンルの方が集まり、まさに囲む人々も、ちゃんこ。
とても楽しい時間でした。

09年には、トルコで、獏さんの『シナン』を読みました。『シナン』を書かれたときの裏話などが聞けて、面白かったです。
『シナン』、おすすめです。それと、『神々の山嶺』は、のめり込みますよ。

(写真、私、ちょっと痩せたかな~?)


2010年12月14日火曜日

名前のない会


「忘年会するから、おいで」と誘われ、行ったお店は、新高円寺にあるオーガニックのお店。ちょと迷って、お巡りさんに聞いて行ってみると、お店の入り口に、見たことのある髭を蓄えたおじさんが立っていました。
「あれ?」と思いながら店のなかへ入り、名刺交換。すると名刺には、大蔵と書いてあり、「あの、シーナさんの怪しい探検隊のタワシ髭さんですよ。有名な登山家ですよ」と紹介されました。
もちろん、椎名誠さんの本『怪しい探検隊』で、お名前は存じておりましたが、実は、そのタワシのような髭は、既に何度も写真で拝見していて、はじめて会ったとは思えないほど、親しみを覚えました。

というのも、偶然にも、私のアラスカの友人たちが、登山隊長のタワシ髭さんと、マッキンリーに登ってるんです。
友人たちが見せてくれた美しいマッキンリーでの写真のなかに、あのタワシのような髭が、いろんな場面に登場していて、なかでも、マッキンリー4000メートルあたりで、テントにロープを張って、ししゃものような魚(きゅうり魚)の干物を作っている写真は、驚きながらも、大爆笑。

毎年、多くの登山チームで賑わうマッキンリー。普通は、缶詰や保存食を持っていくのですが、タワシ髭さんご一行は、前日に、きゅうり魚の漁をして、大量の魚を4000メートルまで運び上げ、テント脇で干物にする。
そんなチームは、マッキンリー登山の歴史のなかでも、大蔵さん一行しかありませんね~。さすが、怪しい探検隊の一味。ベースキャンプでは、魚の干物が珍しく、見にくる外国人登山者で、テントを囲まれたとか。名物登山チームだったでしょうね。

タワシ髭の大蔵さんとは、懐かしいアラスカの友人たちの話しで盛り上がり、とてもいい時間を過ごすことができました。

さて、この忘年会は、今後、冒険家や登山家が集まる会にしたいということで、名前を募集していたのですが、いい案がなく、とりあえずと、タワシ髭さんが平仮名で、『しんこうえんじのかい』と、連名ノートに書きました。私は、その名前が気に入っています。そのまま、『なまえのないかい』もいいかも。

これからも、元気のいい冒険家や登山家が集まる会になると思うので、とっても楽しみ。
タワシ髭大蔵さんのお店、『バル・パタゴニア』も美味しかったですよ。機会があれば、ぜひどうぞ。
http://www.shizenshoku.jp/shop.html#bar_info

2010年12月9日木曜日

深大寺のもみじ

深大寺の紅葉を、見てきました。ゲゲゲの女房の舞台になったところで、賑わってましたよ~。

2010年12月7日火曜日

新しいカメラ

師走ですが、暖かい日、すずめのカップルが水浴びをしてから、仲良く日向ぼっこしていました。新しいカメラの望遠で、驚かせることなく、パチリ。
よく取れてます。かわいいね~。


2010年12月6日月曜日

思いがけないプレゼント

思いがけず、クリスマスプレゼントを頂きました。新しいデジタルカメラです。
サージカルテープを貼って歪みを押さえ、騙し騙し使っていた6年前のデジカメ。ようやく引退することになりました。
接写もできず、内臓コンピューターも壊れて、露出もうまく出来なくなっていたカメラですが、極寒の冬のアラスカで、胸元で温めながら、いろんな情景、いろんな瞬間を写してくれました。本当に、一緒にいろんな所に行ったカメラです。
ユーコン川のカヌーの旅、マッキンリーの麓での犬橇、そして、北米最北端のバローに、『私の名はナルヴァルック』で描いた地、ティキヤック村も、そして中国や韓国も。いつも一緒でした。

本当に、このカメラとは、長い付き合い。ありがとう。大切に保管します。

そして、「これからも、取材を頑張りなさい」と、新しくプレゼントしてくださった友人に、感謝です。本当に、有難うございます。

もう、ブログ写真、ボケませんよ。これからも、頑張ります!

2010年12月2日木曜日

色鮮やか。

トンネルを抜けると、そこは、雪国だった。川端康成のこの情景は、冬に東京から富山に帰る途中、新潟の峠のあたりで体験するのですが、今回は、

トンネルを抜けると、そこは、

目の冴えるような、鮮やかな紅葉だった・・・。

真っ暗な中から見る紅葉は、太陽の光を吸収して、本当に、別世界。こんな紅葉の見方もいいですね。
写真は、奥多摩です。

オールディズ。昭和の匂い。

静岡、法多山の紅葉を見に行ったときの写真。参道近くにある、商店街にまだ残るパチンコ屋。

私の小さい頃、近所のお寺のお祭りのときに、こんなパチンコ台を置いた移動パチンコ?スマートボールなどの店が出ていたんです。なんだか、懐かしい~感じがしました。昭和の匂いですね~。

そう言えば、水槽に一円玉を落として、目標場所に落ちると景品がもらえるというお店も出ていて、よくやりました~。景品は、鈴だったかな~?

そんな、思い出、ありますか~???

2010年11月13日土曜日

お手紙

作家の椎名さんから、お手紙をいただきました!とっても嬉しいので、「ももんがあ」の部分を添付します。やっぱり作家さんですね、原稿用紙に書かれた、味のある字で、ん~、私もこれからお手紙を書くときは、原稿用紙を使いたいと思ってしまいました。

さて、9月のことですが、お台場で開かれた旅行博、アラスカの友人が、アラスカ観光局に勤めていて、アラスカの宣伝のために来日。奥さんとは、焚き火仲間で、この夏も星野さんのキャビンの庭先で火を囲み一杯。という訳で、友人夫妻に会うのも兼ねて旅行博に行きました。
この日のイベントで、椎名さんのトークショーが開かれていて、私も、ちょこんと座って聞いていたのですが、モンゴルの馬の話など、面白かったですよ。
私もカナダで馬に乗っていましたが、モンゴルの馬は乗ったことがありません。走るリズムが違うそうで、かなり尻が痛いそうです。
私がはじめて馬に乗ったのは、アリゾナの砂漠です。カウボーイと一緒にトレイルライドをしたのですが、そのあと、お尻がアザだらけになり、椅子に座れなくなってしまいました。5日ほど、立って食事をしなければならなかったくらいです。男の人は、特に痛いでしょうね・・・。想像ですが。

椎名さんの本『岳物語』は、私の中学生くらいの頃の思い出の本でもあります。実は、そのころの私は、本のなかの岳くんに似ているかも?っと思うくらい、共感していました。今思うと笑ってしまいます。

という訳で、大先輩からのお手紙で、がんばろ~っと思ったしだいです。これからも、みなさん、よろしくお願いします。

あいかわらず、接写のできないカメラを使ってます。ボケてますね~。

2010年11月8日月曜日

シンプルライフ

次は、日系人部隊のことを書こうと思いましたが、前文で思いを込めているので、次に進むことにしました。
さて、写真はアラスカの森の中のキャビン。
よく、ユーコンストーブと呼ばれる、ストーブの上に平らな鉄板があって調理ができるストーブです。(丸いドラムを半分切って作られることが多いです)

私は、小さなスペースの、シンプルな生活に憧れています。物は、最低限の物だけ。不便は、工夫で補う。そんな生活が、アラスカには残ってます。

それこそ、強制収容所の生活のようなものだと、言われるかもしれませんが、今の時代、物がありすぎて、かえって、面白くありません。

時代の中で、もっとも人間にとって面白かった時代は、戦後の何もないところから、物をつくり、工夫して発展させてきた、ブラウン管、白黒の時代だったのではないでしょうか?

飽和状態の今の社会、何もない時代より、生きにくい時代になっているのでは?

2010年11月7日日曜日

日系人たちの血のにじる苦労・・・

TBS局でやっている、アメリカに渡った日本人たちを描いたドラマ、『ジャパニーズアメリカンズ』。涙、涙で、見ています。
私は、カナダの牧場で働いていた頃、戦前に開拓移民した日系の人たちの苦労話しを、よく聞きました。本当に、大変な時代を生き抜いてこられた人たちです。

牧場のお婆ちゃんは、白人なのですが、子供の頃、日本人の女の子の友だちがいたそうです。開拓移民家族の子で、戦争によって、その子は収容所に行くことになってしまいました。それ以来、会っていないそうです。
でも、お婆ちゃんにとって、そういう経験が、後に人種差別をすることなく育つことになり、晩年になって、私のことを、受け入れてくれることにもなったのです。

私は、カナダにいる間、カムループスの日系コミュニティーの人たちと交流を持つことになり、盆踊りクラブや、日本語教室に参加させてもらうようになりました。
日系三世ともなると、日本語も話せない人が多いですし、すでに国籍もカナダです。ですが、心だけは、日本人であろうとする気持ちがとても強く、日本の行事や伝統、日本の食文化をとても大切にしていました。

私が一番、感動したのは、年越し蕎麦を食べに来なさいと言われ、日系コミュニティーに行ったときのことです。年が変わろうとする一時間ほど前、彼らは、戦没した日系移民の人たちや、自分の先祖のために、お経をあげていました。そのあと、年越し蕎麦が配られました。しかし、それは蕎麦ではなく、うどんに、ブロッコリーを入れたものだったのです。
「日本と同じものは作れないけど・・・これが、私たちの年越し蕎麦よ」と、渡されたその年越し蕎麦を食べたとき、日本に行ったこともなければ、日本語も話せない彼らの、本当に日本人でありたいという強い思いが伝わってきました。

このドラマは、私がカナダで聞いたことと、ほとんど同じです。さすが、橋田壽賀子さんの脚本。日系日本人たちの、血のにじる思いが、伝わってくるセリフが多いと思いました。

私が、カナダの牧場で働けたのも、カナダで問題なく暮らすことができたのも、日系の人たちが、涙を流し、血を流しながら、日本人が差別されない未来を築いてくれたお陰と思っています。
興味があったら、見てみてください。今夜、最終回です。


次は、本当に、日本人の凄さを国際的に知らしめた、日系人部隊のことを書きます。今の時代、どの国に行っても、日本人は、馬鹿にされません。その礎には、多くの犠牲がありました。


2010年11月2日火曜日

チェプケリ

アイヌの人たちのブーツ、チェプケリ。(プは小文字だそうですが、タイプできませんでした)
鮭の皮で出来ています。これを見たら、生唾がでちゃった。
というのも、ユーコン川を下ったときに、よく川沿いのネイティブの村で、鮭の燻製をもらいました。ネイティブの人たちも、声を揃えるように言うのですが、鮭の皮は、とっても美味しいんです。スモークされたものは、特に珍味ですよ。口の中で、時間をかけて噛みほぐすと、いい味がでますよ~。

なので、このブーツを見て、ついつい、生唾出ちゃったというわけ。でも、私、そんなに食いしん坊ではないですよ~。


それにしても、アイヌの人たちの文化も素晴らしい・・・。


2010年11月1日月曜日

マキリ

カナダの牧場で働いていた頃、ナイフは、仕事の必需品でした。牧場内のどの場所においても、何かを切ることが多かったのです。
けれど私は、男性のように、ナイフを腰につけるのには、ちょっと抵抗があって、(それこそ、男っぽいなどと言われそうで・・・)自分のナイフを持っていませんでした。子供の頃のトラウマですね~。

カナダの牧場の女性は、颯爽とナイフを腰につけている人もいて、カッコ良いいのですが、日本とカナダの文化の差ですね・・・。カナダには、アウトドアな女性や、ナイフを腰につける女性を、「男みたい」なんて言ったりしません。

ナイフを持たず、ハサミを取りによく走る私に、牧場のお婆ちゃんが、クリスマスプレゼントをくれました。
それは、ホームセンターで売っている、お買い得用のいろんなカッターの一式でした。
実は、カッターのほうが、牧場の作業がしやすいので、ナイフより、カッターを選んだのでしょう。おかげで、各場所にカッターを置いて、持ち運ばなくてもよくなりました。

それから、しばらくして、自分のナイフを持つことにしました。その切っ掛けが、ユーコン川の川下りです。
カヌーを舫うロープを、緊急時に、さっと切れるように、大きなナイフを買いました。それと、今も、どこへ行くにも持っていくツールナイフ。ツールナイフは、自動車の故障のときにも、大活躍しました。

と、いうことで、ナイフ一本、あるのとないのでは、大違い。安心感を与えてくれます。

先ごろ、アイヌの人たちの文化を見学に行ってきましたが、そこでも、やはり目をひくのは、マキリです。
木の鞘にデザインされた模様も美しい・・・。

こんなの、自分で作ってみたい・・・と、思いました。


もしも、本当に前世というものがあったら、私は、こういうナイフを腰につけて、森を駆け回っていたかもしれませんね。

2010年10月29日金曜日

栗拾い

久しぶりに、栗を拾いをしました。小粒ですが、立派な栗。
私の子供の頃は、秋と言えば、栗拾いや、銀杏拾い、柿取りや、山ぶどう探しなど、秋の実りを取りに行きましたが、今は、なかなか栗の木や、銀杏を落とすイチョウの木がないですね~。

栗を探していると、童心に戻って、楽しかったです。
子供の頃は、トゲトゲなんて、ぜ~んぜん平気でしたが、何故か、大人になった今、イガを拾い上げると、とても痛かった。何故だろう???

2010年10月26日火曜日

ツキヨタケ

よく、ムキタケと間違われる毒キノコ、ツキヨタケ。
根元を裂くと、黒くなっています。ここが、毒のかたまり。食べると、三時間ほどで、腹痛と下痢になり、物が全て青く見えるという幻覚症状が出るそうです。怖いですね~。

それに、『きのこは、縦に裂ければ、大丈夫』と言うのは、迷信で、科学的根拠がまったくありませんので、ご注意くださいね。この、ツキヨタケも縦に裂けてるからね~。

それにしても、毒キノコなのに、なんて美しい名前なのでしょう?

2010年10月25日月曜日

きのこ狩り

誘われて、きのこ狩りに行ってきました。

写真)立ち枯れに生えているのは、ムキタケ。倒木に、可愛く生えているのは、なめこ。その他、ナラタケ、クリタケなど。結構、とれましたよ。とれたあとは、きのこ鍋に、卵とじ、おろしあえ。

美味しかった~。しあわせ~。

2010年10月15日金曜日

『ウーマンアローン』について。

フランク安田の人生の歴史を追いかけ、カヌーに乗り、ユーコン川を下った日々を記した拙著『ウーマンアローン』(集英社、第二回開高健ノンフィクション賞受賞作)が、来年の小学校の推薦図書に選ばれ、教科書に載ることにもなりましたので、もっと、もっと、フランク安田の人生の素晴らしさを伝えていきたいと思っています。

これからも、応援してくださいね!

2010年10月14日木曜日

偶然に記憶復活

今日、友人とお酒を飲んでいて、すすめられた本、『ビューティフル・マインド 天才数学者の絶望と奇跡』
そう言えば、そ、それ!私が見たいと思っていた映画!と、まったく忘れていた記憶が戻りました。

いや~、見たいと思っていた映画のタイトルを思い出させてくれて、ありがとう!
原作本も読みたいと思います。

ところで、これは、アメリカのノーベル賞を受賞した数学者、ジョン・ナッシュという人のお話です。天才なのですが、統合失調症に苦しんだ人生でした。興味のある人は、ご一見、どうぞ。

2010年10月13日水曜日

粋な江戸前寿司デビュー

実は、富山湾の新鮮な魚で育った私は、東京の寿司や魚料理が苦手でした。
毎年、集英社のパーティーが帝国ホテルで行われるので、帝国ホテルの一級のお寿司は食べたことがあるのですが、基本的には、東京の魚は、イキが悪い~、目が死んでる~っと思ってました。(失礼しました)

最近、東京にいることが多いので、(知人が連れていってくれて、) この度、江戸前寿司デビューをすることになりました。
普通の寿司と、江戸前寿司の違いは、海老や穴子は蒸してあることらしいです。それに、軍艦巻きも、銀座の江戸前すし屋が発祥とか。

にぎり以外のもの、例えば、茶碗蒸しを注文したり、お箸で、にぎりを食べたりすると、怒られる始末ですが・・・苦笑。江戸前の、『粋』な世界を勉強中です。

江戸前寿司の先生、どうもありがとうございま~す!

(写真はネットからのイメージです)

2010年10月8日金曜日

インカの薔薇

墓石と、高級宝石には、まったく興味がありませんが、鉱物としての石は、大好き。
東京、浅草橋の線路下に並ぶ、天然石の問屋街は、かなりお気に入りの場所です。東京では、原宿や六本木など、行ったことありませんが、この浅草橋下は、何度でも行きたいぐらい。問屋なので、かなり安いです。人口着色石も多いですが・・・。

さてさて、かねてより欲しかった、インカローズという石。インカの薔薇と呼ばれるように、縞模様が薔薇の花びらのようなのです。(これもいわゆる、コレステロールですが・・・下記を読んで)

このインカローズの玉、結構、値段が高いのですが、この度、安く買うことができました!嬉しい~。パーツとして売っているものなので、これをばらして、いろんな物を作ります。この冬の楽しみです。


(相変わらず、接写のできないカメラで、ぼやけて、ごめんね。)


えいげっつ!

写真は、07年に二度目のユーコン川を下ったときに、川原で拾った大きな、瑪瑙(メノウ)。瑪瑙とは、玄関などに、飾らられている縞模様の入った石です。よく見かけません?
赤い色の瑪瑙なんて、まるでマグロの刺身みたいですよ。

この前、地質情報展で、この縞模様はどうしてつくのですか?と偉い先生に尋ねると、「これは、血管のコレステロールのようなものだ」と、おっしゃられ、笑ってしまいました。
石の空洞に、いろんな鉱物の成分を含んだ水が流れて、長い月日をかけて、その鉱物の成分が石の表面に付着していくという訳です。その成分の度合いで、色が様々につく。赤や黄色は、酸化鉄が色をつけているそうです。

とにかく、ユーコン川では、瑪瑙の原石がゴロゴロ、落ちてます。テントを張ると、下を見ながら川原を歩くこと、二時間でも、三時間でも。夢中になったものでした。

2010年10月4日月曜日

銀河のお勉強

銀河のお勉強に行ってきました。銀河って凄く綺麗・・・。

科学的に宇宙を見ると、ホント、人間って、どうして誕生したのだろう?と、自分が生きていることすら、不思議になりました。

宇宙ってなんなんだろう?その先には何があるのだろう?なぜ、宇宙は存在するのだろう?
人間は、いつかその答えを得ることができるのだろうか?

科学未来館は、1200円の年会費を払えば、一年じゅう入場無料だよ~。立体視プラネタリュウムは良かったよ。

ブラックホールの謎も、面白いね。
(写真はネットからのイメージです)

2010年9月27日月曜日

芸術だ~。

地質情報展に一緒にいった、友人の子供たちが、石膏で作った化石のレプリカに色をつけて、写真を送ってくれました。
いや~。衝撃的でした。やっぱり、子供って、発想が自由ですよね~。なかなかの出来栄えに、「芸術だ~」って叫びたくなりました。

2010年9月24日金曜日

三葉虫

先週末、地質情報展に行ってきました。子供体験コーナーで、化石のレプリカ作りをさせてもらいました。(精神年齢が子供なので) とても、面白かったですよ~。

三葉虫は、種名を、トレベロパイジェ・プロロツンディフロンス、というそうです。絶対、覚えられない名前ですね。
約2億4500万年まえに、絶滅したそうですが、その背景には、魚類との時代交代があったようです。

石膏で作ったレプリカ、あとで色を塗るのが楽しみです。

超ミニトマト

もう、夏野菜の栽培も終わりですね~。なんとか、晩秋まで粘ってみますが、ミニトマトのサイズが、ちょーミニになってます。新しい竜馬の五百円玉と比較です。



2010年9月16日木曜日

9月13日のアラスカの空

アラスカの友人、普段は、夜光雲という夜に発光している?雲を追いかけている、オモシロ科学者のタロ博士から、素晴らしいオーロラの映像が届きました。
9月13日の空の映像です。

オーロラは、ときにエネルギーを充填してくれて、ときには、私を癒してくれます。

みんなにも、見て欲しくて添付しました。



タロさん、ホットなオーロラ映像を、どうもありがとう。また、いい映像が撮れたら、送ってネ。

2010年9月14日火曜日

焚き火

この夏、ユーコン川で毎晩焚いた、焚き火。やっぱり、焚き火はいいよね~。も~えろろよ、もえろ~よ。炎よ、もえ~ろ~♪って、歌を歌ってさ~。

今度、一緒に、火を囲もうね!

2010年9月13日月曜日

厳しい世界ですが・・・写真家

今年、ユーコン川で出会った、アツシくん。彼は、仕事を辞めて一念発起、カメラと三脚を自分のカヤックに積んでユーコン川を下っていました。もともと、写真家の星野道夫さんへの尊敬から、カメラを始めたそうです。

フータリンクアという川の合流点を見に、一緒に山を登りました。険しい山道を、三脚を背負って登っていく姿を見て、頑張ってほしいな~と思いました。

写真の世界は、本当に厳しいです。私のいる、書く世界も、かなり厳しい道です。
でも、共に、頑張りましょう。

星野さんのように、三脚を背負って原野を行く若者がいなくなった・・・と嘆いていたアツシくん。君の姿を、星野さんの奥さまに、お話ししました。喜んでましたよ。
星野さんの影響力って、やっぱり凄いですね。多くの人の、一歩、踏み出す勇気を作ってますね。


私の撮るアングルもいいでしょ?ね?ね?

2010年9月8日水曜日

ベランダ栽培再開

ベランダのある部屋に戻ってきました。ユーコン・アラスカに旅立つ前に、しっかりと支柱を立てていったお陰で、まだメロンが釣り下がっていました。葉は、もう枯れていましたが、実はしっかりとしていましたよ。
一度、台風?大風の日があったみたいですが、大丈夫だったみたい。

ミニトマトも、あま~くできてました。九月いっぱい、実をつけてくれるかな???

それより、カメラ買わなくっちゃね。まだ壊れたのを、だましだまし使ってます。接写がぼやけてる。

2010年9月7日火曜日

ユーコンキャビン

朽ち果てたユーコンキャビンの中を覗くと、その中は、一面に花が咲いていました。ファイヤーウィードという花(ヤナギラン)です。目を奪われるような光景だったのですが、これを写真におさめるのは、なかなかできません。カメラの限界です。やはり、実際に目で見た、感動や衝撃は、写真では伝えられませんね・・・。




2010年9月3日金曜日

科学者の執念

アラスカ滞在中、日本から調査に来られた科学者の先生と、ロックグレイーシャーに登ったときの写真です。
グレイシャーというから、氷の上を行くのかと思いましたが、山の斜面にできる石のどしゃ崩れのことで、この下に、永久凍土があると考えられています。この石の土砂を観察すべくカメラが、ロックグレイシャーの頂上付近に設置されていて、このメモリー交換のための登山をお供をしました。

が、凄い危険な斜面・・・。
それでも、登り続ける科学者は、どんな冒険家にも劣らない。科学に関する執念は、凄いです。
観察カメラも、自作だそうです。科学者の前に、技術者でもあるんですね・・・。本当に、感心感服いたしました。
私は、観察カメラと記念撮影。アラスカの厳しい冬を乗り越えて観察しつづけるカメラです。凄過ぎます。
私のお腹のポケットには、小さな石でいっぱい。宝石に成り損ねたような石があったので、ポッケに入れてました。メタボじゃないですよ。