
ところで、バンクーバーオリンピックのシンボルマークに、イヌクシュクが用いられています。
私は、これを見るたびに、なぜ?と思わざるをえません。

バンクーバーは、どちらかというと、トーテムポールを建ててきた沿岸インディアン、(例えばハイダ族など)の色が濃い地方です。トーテムポールは、もはやバンクーバーの顔にもなっています。
バンクーバーのイングリッシュベイに、このイヌクシュクが立てられていますが、なんだかピンときませんね。 イヌクシュクは、雪原の道標ですから、雨のバンクーバーには似合いません。
バンクーバー・オリンピックを象徴するのに、なぜ、このイヌクシュクが選ばれたのでしょうか?

世界に示すオリンピックの象徴に、その悲しい過去はふさわしくないのでしょうか・・・。
私は、宗教や文化的なしきたりとは別に、単純に、ハイダ族のデザインが好きです。自然を敬いながらも、とてもアグレッシブに表現されていて、エネルギーを感じます。
バンクーバーで、オリンピックをするならば、遠くの無難なイヌイットの道標などを持って来ず、どんとトーテムポールのマークで、いったらいいのにと、私はそう思います。
なんだか、過去や、民族への、「ごまかし」を見ているような気がします。
(事実、どういう経緯かは知りませんが、私はインディアンやエスキモーたちに、強い思い入れがあるからそう思うのでしょう・・・)
とりあえず、オリンピックは、応援しますよ!特に、雪のない国の選手団!
楽しみです。
0 件のコメント:
コメントを投稿