2010年1月4日月曜日

回想

新年を迎え、真夜中の1時頃、長靴を履いて、一人で初詣に出かけました。雪がぼたぼた降っていました。坂を下ったところにある八幡社に行って、家族の健康を祈りました。
この神社に行くと、いつも高校受験のとき、友だちと真夜に集まって、お参りをした記憶が蘇えります。あの時、引いたおみくじは、大吉だった。
その直後のことでした、家に帰ると姉に「神頼みするようじゃ、ダメだ」と言われ、そのことが切っ掛けで、私はその後も、自分のお願い事を言うことがなくなりました。
今回も、家族の健康以外は、「私のことは頼みません!自分でやる」と、胸に誓うだけ。
坂を上って子供の頃によく遊んだお寺に来て、「ま~、お寺はいいか・・・」と、素通りしようと思っていたら、ここのお寺の息子さんに遊んでもらった記憶が蘇えり、私はUターンをして、お参りすることにしました。その息子さんは、この夏40歳という若さで亡くなっていて、ご冥福のために手を合わせました。
初詣と言っても、私には、懐かしく子供の頃を回想するために、真夜中、寺社を歩いているだけです。テレビ中継されている大きな寺社のような賑やかさはなく、ひっそりとして、私はとぼとぼと歩いていました。

私はある意味、救いを求めるような宗教の存在に、背を向けているところがあります。
この行動は、罰当たりと言う人もいるかも知れません。でも、祈ったところで、何もしてくれないんです。現実は、不公平に厳しく、神や仏の存在など、気休めにもなりません。

本当に、信じなければならないのは、自分自信なんです。
初詣に行ったあとも、結局、私の心を支えてくれるのは、私の部屋の隅に掛けてあるカレンダーの、こんな言葉だったりします。

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