2010年5月17日月曜日

大衆劇(澤村一家)

カナダ時代の友人に会うために、大阪に行って来ました。ミーティングの場所は、八尾グランドホテルという場所で、ここは天然温泉があり、大衆劇が無料見られるという健康ランドのようになっていて、連日、お年寄りたちで大賑わいでした。

大衆演劇は初めて見ましたが、これがなんと、凄い演技力とパフォーマンス。第一幕の『赤穂浪士』は、良かったですよ。このとき見た大衆演劇は、春陽座、澤村一家です。

第二幕は、舞踊ショーですが、さっきまで、勇壮に赤穂の武士を演じていた男役たちが皆、女形(おやま)となって踊ります。これが、また、美しく踊るんですよね~。あっぱれ。

夜中に天然風呂に入りに行くと、白粉(おしろい)を落としに来た劇団員の女性とロッカーが隣りになり、話してみると、この劇団は、澤村一家の家族と思いきや、(昔は旅役者は、家族でやっていましたよね) みんな演劇を志して全国から集まった若者たちだというのです。(びっくり)こういう世界は、家業を継ぐ家族経営だと思っていたのですが、団員の男たちが皆、美しく女形を演じる姿を見ると、「こういう生き方を選ぶ若者達がいるんだな~」っと感心しました。

二日目に見た舞台の母と娘の物語は、客席のおばーちゃん達は涙涙で・・・。
なによりも、若い人たちが、一生懸命演じている姿が良かったです。(私は一番前の席で見ていたので迫力がありました)
お風呂で会った劇団員の女性が言っていましたが、彼らは、練習、練習の日々で、とにかく練習をするそうです。

人を笑わせ、泣かせ、楽しませてくれる若い彼らの情熱と、プロ意識は、本当に素晴らしかった。(女性の写真はみな、男性が踊る、女形(おやま)です)

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