2009年5月28日木曜日

スイカの蔓の摘心

昨日27日、実は、誕生日だったんですよ~。は~。あまり嬉しくはないけど、「今年も無事に歳をとりました」という感謝はしなければなりませんね。 健康に感謝、感謝です。
さて、誕生日の日、私はスイカさんたちの摘心という作業をしました。
スイカの果実は、親蔓がぐんぐんと伸びようと栄養を吸ってしまうため、親蔓の頭をチョキンと切り、子蔓を伸ばし、子蔓にできる花を受粉させる方法がとられます。
葉が五枚ほど出たら、親をチョキン(ピンチ)しなければならないのですが、なんだか一番元気のいい先端を切るのが忍びがたく・・・、結局、そのままにしておいたら、結構、葉が多く伸びてしまって、どこを切っていいのか分からなくなってしまいました。
よく見たら、本来切らなければならなかった場所に、雌花の子供がついていて、それを残すと、その下に、子蔓が5つも残っているんです。
これは、どういうことかというと、摘心の判断が遅れたために、このあと、どの蔓を伸ばすか、また悩むことになってしまうんです。
 
果実の栽培は、「みんな元気に育て!」というわけにはいきません。成長の悪そうなものは、容赦なく淘汰しなければならないんです。その判断を委ねられてしまいます。なんだか、裁きのよう・・・。「あんたは、必要なし」と宣告するようなものじゃないですか。実際、ハサミを入れるのは、心が痛みますね・・・。
とりあえず、今日は、親蔓の頭を切りました。摘心とは、心を摘むと書くんですね・・・。
親を亡くした子は、自分が頑張らなければと、一生懸命、力強く成長しようとします。そういう強さが、大きな果実をつけるんですね。

(写真の下は、雌花。すでにスイカになる部分が付いています)
今のところ、雄花は5個出ているのに対して、雌花はたった1個。ハーレム状態です。
同時に咲かなければ、受粉はできません。しかも、開花の朝、8時までに受粉を修了させないと、実にならないとか。
開花の朝8時までに、ミツバチさんが訪れなければならない自然受粉では、本当に実になる確率が低いですよね。自然って厳しいやら、凄いやら。

なんだか、植物の世界も、人間世界も似ているな~と思う今日この頃です。

1 件のコメント:

Mikiaq さんのコメント...

遅ればせながら誕生日おめでとうございます。

摘心、心を摘むって、なんかすごい言葉ですが。。。
いい子に育てって言いながら、子供の髪の毛を切る、爪を切る、そんな感じでしょうかね。

ここの家の子は2歳半にしてプロレス好きで、毎日闘ってます。