2009年10月31日土曜日

太陽のいたずら



ちょっと前のことですが、ヨットで相模湾をセーリング中に空を見上げて見つけました。
虹に輝く雲。 虹ではありません。  この輝きの22度右側に太陽があるのです。

太陽の光を空中の氷晶(氷の粒)がプリズムの役割をして見せるもの。
「幻日」といいます。 ゲンジツなのに幻とは面白いでしょ。
今年はこれがやたらに見えるそうです。  吉兆となればいいですね。

2009年10月26日月曜日

蟹の季節、至福の時間。

蟹の季節ですね~。大好物の一つです。
昨日は、新港にある『海王丸』が帆を張り、その周りで、蟹祭りをしていたようです。ということで、私は行っていませんが、蟹をゲット!(小ぶりですが五杯!)

以前、取材を受けた時に、「あなたの至福の時間って、どんな時ですか?」と聞かれたことがあって、言葉につまったことがありました。いつも慌しく生きている感じがして、あらためて、至福の時間なんて考えたこともなかったのですが、でも、今回は感じましたね~。私の至福の時間・・・。それは、やっぱり・・・、

蟹みそを食べている時です!!!

(でも、女の子だから、スイーツを食べている時って言ったほうがいいかな?)



2009年10月23日金曜日

神津島

伊豆諸島の島の一つ、神津島(こうづしま)へ行って来ました。
途中、羽田沖で時間調整をしたり、大島や新島などに寄港して行くので、東京から船で約12時間(帰りは10時間ほど)。調布から飛行機も飛んでいるので、飛行機で行くことも可能。

夏場は海水浴客で賑わっているようですが(石英質の白い砂浜はたいそう美しいです)、季節外れのこの時期は、釣り客がわずかにいる程度。
海がきれいなことは言うまでもなく、透明度は10mを超えている様子(水深8mの海底が見えるくらいだし)。
ウェットスーツを着て波間を漂っていると、人工リーフの間にブダイやイシダイの姿。イセエビもいるらしい。黄色い模様が目立つカニが慌ててリーフの隙間に逃げ込んで行きます(色々写真は撮っているのですが、仕事の関係で残念ながら公開できません)。

ビデオカメラを持って泳いでいると、台風が残していったうねりが身体を変に揺らし、ついには波酔い。船に上がって、寝転がっていると酔いは収まるけれど、作業を始めると再び波酔い。
まさか海の中で酔うとは思わなかった。

遊びだったらとても良かったのだけど、生憎仕事で来ている神津島。磯で素潜りしたり、キャンプしたりはできなかったのが非常に残念。

さて、絶海の孤島かと思っていた神津島、高台に登れば、伊豆の島々が見渡せます。ああ、これだったら、多少の航海術があれば、島から島へ人の移動があったのだな、と思うのです。この島は良質の黒曜石の産地だそうで、日本の各地で神津島産の黒曜石を使った石器が見つかるそう。

高台から見た「長浜」。キャンプ場もあり、夏は海水浴客で賑わっていることでしょう。
この長浜、様々な要因で海岸の砂が流出しているそうで、それを防ぐべく湾口部に人工のリーフ(コンクリートのブロック)を入れています。
手前から向こう側にかけて、海面がうっすらと黒くなっているところがわかるでしょうか?
その部分が人工リーフ。観測機器を設置して人工リーフ付近の流速や波の高さなどを継続的に調査して効果を見ているようですが、ぱっと見は人工リーフの効果はあまり出ていないような感じ。
漁業的には魚やイセエビがリーフについてよい漁場になっているとのこと。

島には港が二つ。前浜と多幸浜。こちらは前浜の漁船用の泊地。通常、定期船は前浜に入港。荒天時には多幸浜に入港するらしいです。
遮るもののない島なので台風のうねりが直接押し寄せてきます。先日の台風でも、防波堤を越えて波が入って来たとのこと。そのため、使用していない漁船は常に漁港のスロープの上に引き上げてあります。
イセエビ、キンメダイ、ブダイ、サザエなどなど、捕れた魚は築地へと出荷されているので、知らず知らずに神津島の魚を食べているかもしれません。
漁法は定置網、釣り、漁師が海に潜ってヤス(銛)で魚を突いて捕る漁など。ヤスの先端部がエスキモーの使っているものと同じ形式なのでちょっと感動したり。
ちなみに一番手前が今回作業に使った船。お世話になりました。

こちらは多幸浜の港のすぐ横に広がる白砂の海岸。
山がそのまま海へと落ち込んでいる絶景の海岸です。おいしい湧き水も湧いています。
向こうに見えている崖の中腹には黒曜石の露頭があるそう。
この崖の上の方、天上山(574m)の頂上付近には「砂漠」や「湿地」があり、この島にしかない植物もあるそうで、ハイキングするのにもとても良いところ。時間があれば是非行きたかったのですが誠に残念。

読み返してみると、聞いたことで自分で確認していないことや「残念」なことの多かった島ですが、静かで魚が上手くて、とても良い島でした。機会があれば、また行ってみたい島です。

最後におまけ。
横浜港入港時の赤レンガ倉庫とランドマークタワー。静かな島から、光と音の溢れている都会に戻って来ました。この風景の方が幻を見ているような感じがしました。

できた当初からこのランドマークタワーが墓石に見えるんですよ。何故か。。。

2009年10月22日木曜日

みんな、見た~?

なになに? オリオンビール流星群?

♪オジー自慢の、オリオンビ~ル♪ 
このビール、大好き!

ところで、一時間に200個のオリオンビールが見れたそうだが、こちら富山県の空は、雲が出ていて、見れませんでした。
ま、そんなに気合を入れて見たわけではありませんが。
そう言えば、もうずいぶんと昔ですが、カナダの牧場に居たときに、蟹みそ流星群というのがあって、200個まで数えたことがありました。
あれは、凄かったな~。馬も犬も大興奮してました。あっ、猫も。

2009年10月21日水曜日

ラズベリー

今年の春に買ったラズベリーの苗、放っておいても育つ生命力のある植物です。ということで、放ったらかしにしていたのですが、収穫できました。まだ、この周辺の鳥たちには見つかっていないようで、無事、実は育ったようですが、まだまだ少ないです。
でも放ったらかしでも育つというのが、やっぱり面白くないな~。世話したい!!!スイカのときのように世話したいよ~。でも、あのスイカは、世話の焼き過ぎで、美味しく育ちませんでした。
何か、冬でも育つ野菜ないかな~っと本屋で野菜づくりの本を立ち読みしましたが、どれも春を待たないといけないらしい。
何かないかな~???サボテンじゃ~つまんないし。盆栽もな~。誰か、いいアイディアない?

2009年10月19日月曜日

甘エビ!

甘海老をたくさん頂きました!

昔、この甘海老は、網にかかっても売れないから市場に出せなかったんです。今のようにお店で買うことも、寿司屋に並ぶこともなかったんですよ。
日本海側では、トラックいっぱいの甘エビを、家畜や作物の肥料に回していました。
漁師さんたちは、この甘海老の美味しさを知っていましたが、市場、民間で知られるようになったのは、実は近年のことなんです。
甘海老って、東京の人、知ってるのかな?ま~、知ってるか!でも、甘エビより、もっと大きな輸入海老を食べているイメージがあるな~。ちなみに、富山でしか捕れない白海老も美味しいよ。


この日は、張り切りましたよ。
甘海老は体が小さいから、身も小さく、殻を剥くのが大変でした。一応、甘エビ丼ですよ。
イクラ丼のように、一面イクラというのが好きではないので、出し巻き卵と、甘く煮た油揚げを添えました。ご飯は今年の新米で酢飯です。旨かった・・・。でも、一番、美味しいのは、甘海老の頭です!!!
塩をまぶして、トースターで焼きました。も~たまらんですよ~。ビールが飲みたくなる!!!(私は禁酒中) 結構、驚きなのですが、海老の頭の食べ方を知らない人が多いんですよね。海老の足を抑えて、ユニコーンのような角を上に引き上げると、ぱかっと海老のヘルメットが取れて、海老味噌が簡単に食べられるんです。


実は私は、焼き魚と、蟹と、海老の食べ方は、プロフェッショナルですよ。
(ちなみに、魚の食べ方が汚い人がいると、ついつい指導したくなります)

海老の頭、普通は捨てられてしまうものですが、(日本ではカッパ海老せんになっているらしい)海老味噌が甘くてコクがあって、ホントに美味しいよ。
捨てずに、焼いて食べてみてください!

 

2009年10月13日火曜日

カチカチカチ

先日、同級生が結婚しました。
まずは、おめでとう!
いつまでも、助け合うパートナーとして、仲良くやっていって欲しいです。

ところで、私はというと、
最近、感じることは、時計の針が、カチカチ動いていること。

子供の頃は、あれもしたい、これもしたいと、早くその日が来ないかなと、日を追いかけていたけれど、今は、まるで、長ネギを刻み落とすように、時間が刻まれて、消えてしまいます。

話は変わりますが、私の家の向かいにある富山県でも由緒正しいお寺の息子さんが白血病で亡くなりました。品行方正で、こんなにいい人はいないという良識のある人でした。妻も小さな子供もいます。子供の頃から大切に育てられ、住職を継ぎ、将来も期待されていました。
私は、近所ですし、子供の頃、よく遊んでもらいました。
まだ40歳なのに・・・。なぜ?あんなにイイ人が・・・。と、この夏の、ショックでした。

人は、生まれた瞬間から、死に向かって、時計の針がカチカチ動いています。子供の頃や、若い頃はそんなことなど考えませんが、この歳になると、その音が聞こえはじめたようです。

カチカチカチ。

本当に、私は真剣に、生きているのだろうか?

そんなことを思っています。

2009年10月6日火曜日

日本に帰って来ましたよ~。

朝、目が覚めると、自宅の外からヘリコプターの音。外を覗いてみると、ものものしい。
自衛隊までも!

実は、私のベランダから見える場所で、災害救助訓練が行われていたんです。ご近所さんたちも、みんな出向いて、ダンボールでできた災害用仮設住居の設営や、炊き出しの練習をしていました。
自衛隊は、河川に橋を架ける練習。レスキュー隊は、車から人を救助する練習などなど。
いろんな災害の例を、朝から順に練習を兼ねた、デモンストレーション。私は、ベランダから見学。
インドネシア、スマトラ島では、今、災害に苦しんでいますが、斧と農機しかなくて、救助が困難だそうで・・・。ドラえもんの『どこでもドア』で、この訓練をそっくり、インドネシアに移したい気持ちでした。
幸いにして、富山県は、災害の少ない県ですが、これだけしっかりとした災害救助チームがあるとは、県民として、ほっと、一安心ですね。

2009年10月2日金曜日

クロアチアのホームメイド・ワイン

クロアチアでは、ちょうど家庭でワインを作る季節。ぶどう畑から大量のぶどうが運ばれ、街の裏の市場で売られます。
買いに来る人は、大きな袋にたくさん詰めて、なん袋も買っていきます。どこの家にも、ワイン用の樽があって、ぶどうを詰めて、発酵させて、二週間ほどでできるそうです。
このぶどうの季節は特に、二週間ほどで樽から出した若いワインを飲みます。とてもフルーティーで美味しいです。

ぶどうについてですが、日本人は、「ぶどうを食べるとき、皮をむくんだよ」と、言ったら、クロアチアの人たちからブーイング。「皮が、一番、栄養(ポリフェノール)があるんだよ!」
しかも、種も噛み潰しで食べます。お腹に良いんだって。
確かに、日本人は、丁寧にぶどうの皮をむきますが、皮も美味しいですよね。食べてみて。