2008年11月28日金曜日

健康診断

昨日、健康診断に行ってきました。

ですが・・・、実は、病院に着いて、受付を済ませるなり、ハッと気付いたのです。血液検査と尿検査があるのに、私は、出がけにしっかりと朝食を食べて、しっかりとトイレを済ませてから出て来てしまったのです。
前の晩は、徹夜仕事をしていて、朝は、健康診断のために早起きをしたのですが、ポ~っとしてしまって・・・ついつい忘れていました。
血液検査をする場合は8時間以上食べてはいけないし、トイレは済ませちゃったし・・・、と言うことで、せっかく病院に行ったのですが、次回になってしまいました。
我ながら、プチ失敗。

みなさん、徹夜はほどほどに、健康で元気な毎日を送ってくださいね!

2008年11月25日火曜日

鳥海山

おさむうございます...OKABEです
昨日、車を運転していて ...ふと気が付いた...
僕が大好きな鳥海山にかかる雪がだいぶ裾の方まで降りてきていることを...
道理で寒いわけです...冬近し...ですね
目の前の田んぼも稲刈りの後はどうも寂しい感じが...
でも今年もいい仕事をしてくれて美味しいお米をたくさん作ってくれた田んぼであろうから...今はゆっくり休んで、白鳥の遊び場としてリフレッシュして...また来年美味しいお米を育てるためのエネルギーを溜めておいてもらいたいです

2008年11月23日日曜日

互助 

Sonokoさんの書き込み、胸に沁みますね・・・。

以前、アラスカ(フェアバンクス)に滞在していたときに、私も知る人なのですが、癌であることが分かったのです。アメリカは、医療が世界一高額です。にもかかわらず医療保険を持たない人が多い。彼もまた、その一人でした。

この前、あるドキュメンタリー番組で、「ウオール街の救済よりも、まず、医療現場の救済を!」というプラカードをもったデモの様子を伝えていました。
現在、金融危機を公的資金によって救おうとしています。呆れたマネーゲームの尻拭いに税金を使い、本当に必要な現場には、市民の血税は、あまり使われていません。(本当に必要なところに、税金が使われていない現状は、日本も同じですね)

アラスカ(フェアバンクス)の人たちは、癌で苦しみながらも医療保険を持たないこの彼のために、募金を集め、彼に届けてあげました。

残念ながら、現代においても、国は十分に私たちを支えてくれません。けれど、私たちは一人ひとり、支え合うことができます。
どんなに小さなことでも、助け合いのできる人って、ビューティフルですよね。私も、Beautiful peopleになりたいと思います。
こんな私ですが、お役に立てることを一生懸命探しますので、困ったことがあったら言ってくださいね。

東京の空

2日ほど東京に滞在していました。もの凄くいい天気でしたね。
この季節、いつも東京にでると、青空が見られるので、東京の空から元気をもらっています。
と言うのも、ここ日本海側(北陸)というのは、北から下りてくる寒気団や前線が、立山連峰などの山にぶつかって雪や雨を降らすので、いつも雲に覆われて、どんよりした日が多いんです。
雲は、ここで雪や雨を落としてしまうから、太平洋側は、すっきりいいお天気なんですよ。

人は、太陽の光を浴びないと、精神障害の原因になって鬱になってしまいます。(アラスカでは、太陽の出ない極夜の間、鬱になる人が多いそうです)
日照不足は、ビタミンD障害を起こして、健康障害も引き起こします。

「北陸は、いつもどんよりとしていて嫌だな~っ」と思っていましたが、東京で頑張っている会社員たちが、みんな鬱や不健康になってしまうと、日本の根底は揺らいでしまいますからね。 東京の太陽は、とても必要なのだと思いました。
(私は、北陸の雲の下で、我慢します!)(もちろん、地方の人々も、この天気の中かで、国の足元を支えているということを忘れないでくださいね)

晴天の東京から帰ってきて、今日の朝、窓のカーテンを開けると、富山の空は灰色・・・。突風が吹いて、近くの木の上にあったトンビの巣が飛ばされてしまいました。ここのところ、親子で飛行練習していたトンビ親子の巣だったのですが・・・。
この冬も、頑張って生きていきましょう!

Beautiful people



こんにちは、まさきさんやokabeさんが以前住んでいたカナダ・カムループスのSonokoです。


ここ最近の朝の気温は-5℃前後まで下がるようになりました。そうなると、夜露が夜の間に凍って車の窓全部を真っ白な霜で覆ってしまうので、通勤前にスクレイパーでゴリゴリ霜をそぎ落とさないといけません。


今朝はそんな気温の中、友人の庭の手入れをしに行ってきました。この友人は2年前に乳癌の手術を受け、つい2週間前にようやく長期療養期間を終えて職場復帰をした果たところだったのに、先週脳に腫瘍が見つかり、即摘出手術、今も入院中です。男女を問わず、もともととても友人の多い素晴らしい彼女なのですが、彼女の友人達のその後のサポート体制がまた素晴らしい。最も彼女に近い友人は常に彼女の状態や家族の状況などのニュースをe-mailで他の友人達に更新し、また彼女の同僚は職場で寄付を募り、遠い町で勉強中の彼女の子供達が帰省するための交通費や生活費を助け(彼女はシングルマザー)たり。
私も微力ながら、家族のためにご飯を作って持っていったり、回復を祈って写経(←私は変わり者かもしれない・・・。)したりしてます。で、今日は男性の友人達が彼女のためにできることと考えたのでしょう、冬支度の終わっていない彼女の庭の手入れを皆で一気に終わらそう、と集いました。私も庭仕事が大好きなので参加しました。お昼前には見違えるようにきれいになった庭で皆でハグをし合って終了。


みんながとても彼女のことを想い、”彼女のために何が自分にできるか”を考えているんです。それは、常日頃彼女が友人達にそうやって接してきているからなんだな、と思いました。日本人でずいぶん年下の私にも公平に友人として親身に色々心配してくれる彼女には私も何かしてあげたいと思いますものね。持つべきものは良き友達。友達は大切にしないといけない、素晴らしいなぁ、とつくづく思った午前中でした。

カムループスのカンガルーの話、まったく知りませんでした。Googleしてみたところ、なんとカナダの全国紙にもジョージ君の失踪のニュースが出ていたようですね。見つかったと言うニュースは見つからなかったので、ジョージ君は今だ"今何処"だと思われます。




2008年11月22日土曜日

お久しぶり!!

朝、起きて朝食を食べにリビングに行くと...
見事な朝日が顔を出しておりました
最近、雪降ったり、雨降ったり...いい天気の時がなかったので...
なんか幸せですね。
これから、また天気は崩れ冬型に...ってことらしいので...
この日差しも束の間...ってことなんですね...
でも日本は四季折々、様々な顔がある国なので、それを楽しむ余裕を持ちたいですね

2008年11月20日木曜日

本を、ご紹介。

ブログの名前、『地球号乗組員』は、とてもありふれた名前です。
「地球は、宇宙船地球号、私たちは、その乗組員」というのは、私も小学生か、中学生のときに教えられた言葉です。

さて、19世紀のアメリカの有名な政治経済学者、ヘンリー・ジョージという人が、「地球という『船』の貯蔵は無限だ。ただハッチを開ければ、無限の食料が補填されるだろう」といったことを言って以来、地球の資源は無限にあると思いこみ、まるで群がってむさぼり喰うように、資源を消費してきました。(この人は、とても無責任な発言ですね)

でも、地球の資源エネルギーは、地球が貯金しているようなものです。
いわゆる有限であるとし、その使い方や消費の仕方を考え続けてきたのが、このバックミンスター・フラーでした。
本は、ちょっと難しいことが書いてありますが、ブログの名前をつけた由来として、本を紹介させていただきました。

カナダのカンガルージョージ君

外は、真っ白ですね~。例年より早い降雪です。う~、さむ~。
そんな雪化粧している窓の外を眺めていると、ふと、カナダで行方不明になっていたカンガルーのジョージ君のことを思い出しました。

今年の夏のはじめ、カナダ・カムループス(以前私が働いていた牧場の地域)で、カンガルーが行方不明になりました。ことの経緯は、あるオーストラリアから移民してきた男性が、カムループスの土地柄(乾燥砂漠地帯)がオーストラリアの砂漠に似ていると言ってカンガルーをペットとして飼い始めたそうなんです。
オーストラリアからの移民で、寂しかったのでしょうか?名前はジョージ君と名付けられました。そのジョージ君が、ぴょんぴょんと跳ねて、どこかへ逃げてしまったのです。飼い主は、大慌てで探しました。懸賞金もつけられました。

カムループスは確かに、乾燥砂漠地帯ですが、オーストラリアと違う点が2つあります。それは、熊やコヨーテ、クーガーなどの捕食動物がいること。それと、寒~い冬の季節があることです。

あれから、ジョージ君はどうしているのだろう?と気になっていました。食べられてしまったか?今頃、寒さに震えているのではないでしょうか?

私は、野生動物をペットとして飼うのは反対です。その弊害は、日本にもたくさんありますね。飼いきれなくて処分したり、勝手に山や川に放したり。
人間のエゴイズム(利己主義・主我主義・自己中心主義)で、犠牲になるのは動物たちです。
一般市民のペットとしての野生動物の売買、輸入も禁止すべきと思いますね・・・。
写真は、カムループスの郊外、カンガルーの写真はイメージです。
カナダの友人たちへ、カンガルージョージ君の最新情報などありましたら、教えてください。

2008年11月19日水曜日

雪起し。

こちら富山も昨晩から、雪起しの雷が鳴り響き、ミゾレが降っています。
夏の雷雲が起こすカミナリも怖いですが、冬の訪れを告げるカミナリは、もっと気持ちが萎えてしまいますね・・・。
さて、okabeさん、2000年の年くらいにカナダの牧場を体験されましたね。懐かしいですね。
キツイ牧場仕事なのに、楽しんでキツさを乗り越えておられたのを覚えています。

カナダの冬というと、確かに寒いのですが、カナダという国は、とても冬を楽しむ国です。そこが、ちょっと日本と違うかもしれませんね。冬のアクティビティーがたくさんありますね。
確かに、寒いのですが、体を動かすことによって、暖かく冬を過ごせる。
ウオームビズの基本かもしれませんね。着込むよりも、まず、体を動かすこと。
私も、頑張って、体を動かします!

冬の訪れ...

こんにちは...北国在住...OKABEです。
寒いです...。
4℃です...。
ほぼ冬です...。
昨日の天気予報どおり...本日「初雪」...。
霙(みぞれ)ですが...一応、降りました...。
車のフロントガラスにもこんな感じで溜まってます。
雨まじりなので、すぐに解けてしまいますが...
でも、やっぱり寒いです...。
北国育ちは寒さに強い??
どうだろう??
僕は寒さに...弱い方だと思います。
カナダで1年間生活していた時には、牧場に住み込みで働いておりましたが...
毎日の生活は朝の動物の食事・水やり...。冬も変わりません...。
外の気温はマイナス20~30℃でした...。
それに比べてれば、ぜんぜん暖かいはずなのですが...いやいや...寒いものは寒い...。
早く「夏にならないものか...」とこれから冬が始まるというのに...来年の夏が待ち遠しいのでありました。

2008年11月16日日曜日

柿爆弾。

10月のある秋晴れの暖かい日。友人の子供たちと柿とりに行きました。子供たちが、喜んでとってくれたお陰で、山ほどとれました。そのとき、熟した柿が木から落ちてきて子供の体に、ぼちゃ!柿爆弾が直撃して、大笑い。なんだか、素朴で懐かしい一面でした。
私も、子供の頃、柿爆弾の洗礼を受けたことが何度もあります。落ちている熟柿に足を滑らせて、すってんころりん。尻餅をついて、お尻にべっとりジュクジュク柿をつけて、家まで帰ったこともありました。

この季節になると、市町村から、熊に注意するように呼びかけられます。その呼びかけのなかに、『収穫予定のない柿は、早めに落とすこと。住
宅地近くの柿の木は、なるべく枝を切っておくこと』などがありました。
近年、柿の木は、切り倒されて少なくなっています。

先日、散歩に出ると、熊の糞をみつけました。民家にも近く、町の人たちが行く銭湯の近くの細いあぜ道でした。よく見てみると、糞のなかに柿の種がいっぱい。私は、「よしよし、柿の実を腹いっぱい食べているな」と、ホッとしました。

私はカナダの田舎町に住んでいたとき、住民たちが、熊を危険視しながらも、共存している姿を見ていますし、牧場で働いていたときなどは、裏山で熊が子育てをしていました。でも、なにも気にすることはありませんでした。人間だけが、この地球の住人ではないのですから。

熊は、もちろん人間よりも強い動物ですから危険です。でも、森に食べ物がなく、しかたなく山村に下りてきてしまった熊に、さらに「喰うな!」とばかりに、柿の木を切り倒したり、実を落としてしまったりして、熊が出ないようにするよりも、熊が腹いっぱい食べて冬眠できることを、手助けしてあげるほうが、理にかなっていると思うんですよね。
それには、野生動物たちの食べ物が豊かな森をつくるという壮大なプロジェクトになるのですが。

今、できるならば、熊の活動時間の夜や早朝は、人間は家でテレビでも見て、ゆっくりしていましょうよ。 熊を見ただけで、キャーキャーと騒いで役所に通報して、猟銃会が銃をもって歩き回るより、熊を見ても、どっしりとした心で、「おう、元気でやっとるな」くらいの、そんな心の余裕が、日本人にも欲しいなと、思いました。
再度書きますが、地球の住人は、人間だけではないのですから。

2008年11月15日土曜日

日本海に沈む夕陽


okabe です。こんにちは。
僕が住む山形県酒田市は人口12万人弱の小さな田舎町...。
街中に何かあるか??...というと、正直何もない...。
それがいいんです...。
山あり、海あり、川あり、田畑あり...。
車をちょっと走らせると...素晴らしい自然に触れ合うことができます。
ちょっと仕事でうまくいかなかったり...ストレスを感じたりすると...そんな自然に癒されたくなるものです...。
写真は、家から車で5分くらいのとこにある海岸に沈む夕陽...。
手前味噌??...かもしれませんが、僕は酒田の海で見る「日本海に沈む夕陽が日本一!!」だと思っています。
「便利」や「刺激」は東京などの大都市にあればいい...それが欲しけりゃ遊びに行けばいい...。
それが...ここにあることを僕は望みません...。
都会にないモノの大切さ...それが日本の尊い財産である...。
強がりでなく本当にそう思います。

川遊び

川でのシュノーケリング。きれいな川だと楽しいですよね、。ほとんど仕事でのシュノーケリングですが。。。
川魚の生態写真を撮る日本の第一人者だった方は、川に1日立ちこんで、ぴくりとも動かず写真を撮っていたので、よく通報されたそうですよ。

水の中から魚に近付くと、意外と警戒心がなく、かなりそばまで近寄れます。もちろん手を出した瞬間に逃げますが。
9月に東京の五日市線沿線の川に行きましたが、ここでは20cmを超えるアユとそれより小さなヤマメが一緒に泳いでいました。
地元の漁師の方はその大きなアユを潜って針に引っ掛けるという方法で何匹も捕っていました(残念ながらアユは食えず)。
岸近くの石をどかせば、シマドジョウにアカザ(刺されると痛いらしい)も。しばし仕事を放棄して、瀬にある大きな岩のあたりを覗いていると、大きなヘビトンボの幼虫が何か食ってます。
このときの水温は18度くらい。ウェットスーツを着ていたものの1日川の中でじっとしていたら、すっかり冷え切ってしまい寒いこと。
それでも水はきれいだし、地元の人が川と接していることがよくわかる川だったし、久しぶりに楽しい現場仕事でした。

川につきものの、うにょうにょした生き物はどうしようもないですね。人間を襲うものはほとんどいないのですが。
川にいるヒル(シマイシビルなど)は血は吸いませんし、トビケラも芋虫形で気持ち悪いけれど、石をひっくり返さなければ出てこないし(ヒゲナガカワトビケラはでかいですよ)。でも、ときどき出てくるハリガネムシは針金がうにょうにょ動いているようで、気持ち悪いですねえ。
川辺で人間を襲う生き物としては、蚊、ヌカカ、ブユでしょうか。常時水にぬれているので、虫よけが効かないのですよ。特にヌカカは小さいくせに、刺されて数日してから、ひどく痛痒くなってくるので大変です。

旧徳山村の川も良い川でした。雑魚を捕るつもりで瀬に一晩かごを仕掛けておいたら、尺もののイワナが捕れていたり、カジカが沢山いたり。人々の暮らしを奪い、川を破壊し、もったいないことをしたものです。

来年の夏あたり、きれいな川で、みんなでぷかぷか浮きましょう。

残したい風景を写真に。

先週末、写真家柳木昭信さんの写真展に行ってきました。世界を又にかけて写真を撮っておられる方です。とてもおおらかで、ジョークのセンスのいい、一緒にお酒を飲ませていただくと、とても楽しい時間が過ごせる人です。
その写真展は、「残したい地球の自然」という題でした。(写真集も発売されています)
確かに今の風景が、「いつまでも、当たり前のように、ずっとそこにあると思うな(okabeさんの書き込みより)」という言葉は、大切ですね。刻々と失われているものがたくさんあります。
以前岐阜県に住んでいたときに、ダムに沈む徳山という山村の話をよく聞きいていました。当時貧乏学生の私には、遠すぎて一度も行ったことがないのですが、最近、徳山の写真を見る機会がありました。その写真は、カメラのボタンを押すことしか知らなかった一人の村のお婆ちゃんが撮り続けたものでした。伝統と文化を育み、村人たちの豊かな笑顔がある山村が、水の底にあるかと思うと、胸が痛い思いでしたね・・・。

私は、一眼レフカメラをやめてしまい、今は小さなデジカメしかもっていませんが、ふとした小さなことでも写真に残したいと思います。
写真は、私が通っていた小学校の横道にあった小屋。ぷら~っと散歩に出ると、「え?まだこの小屋あるんだ!」と撮った一枚です。子供の頃に比べたら、この町の生活水準も上がり、今は建てなおした新しい家が立ち並んでいます。その中で見つけたこの小屋。懐かしい・・・。
10歳の私だったら、勝手に忍び込んで、探検ごっこしてますね。(笑)

2008年11月14日金曜日

鳥海山

はじめまして。
okabe motoki と申します。

自然豊富な...最上川が日本海と出会う街...
そして鳥海山が雄大に臨む山形県酒田市に住んでおります。
(写真は今年の6月に撮影した鳥海山です)

鳥海山は山形県と秋田県を跨いで聳えており...
個人的な意見としては山形県酒田市側から見た鳥海山がカッコいい...と思っています。
秋田県側から見る鳥海山は丸まっていて形がイマイチ...あくまでも個人的見解ですが...。
今日は気持ちいい日差しの中...暖かな1日になりそうですが...徐々に寒暖の差が激しくなってきております...。
寒い冬は苦手ですが...冬寒いのは北国の常...四季折々の自然を楽しめるのが田舎町の素晴らしさ...。
そんなちょっとした...身近な...ちっさな幸せ...お伝えできたら嬉しいですね...。
「当たり前にず~とそこにあると思うな!!」 この辺の風景写真を撮影することを趣味にしている知人がそんなことを言っておりました。
環境問題はすぐそこまで...とても身近な問題なのだよ...と。
山、川、海、田畑...これがなくなると僕が大好きな酒田(周辺地域を「庄内」と言ってます)がなくなってしまいます。
それはツライ...ので、日常生活でちょっとした「環境によい」と勝手に思っている活動を地道に続けています...。

シュノーケリング

先日テレビで、東京多摩川の鮎の生態をずっと記録しているある俳優さんを紹介していました。30年ほど前、多摩川は、生活排水が流されていて、泡ぶくの川だったそうです。でも魚達は生きてきた。その話のなかで、彼は、ドライスーツとシュノーケルをくわえた姿で、浅瀬でうつ伏せになって、鮎の観察をしていると、よく死体に間違われると、笑って言っていました。
実は、この経験は私にもあるんです。20代の前半、私は岐阜県に住んでいました。その時に、長良川をシュノーケルと足ひれをつけて、川をさかのぼって泳いだことがあるんです。そのとき、鮎の美しさに見とれてしまいました。それからというもの、私は、ときどき川や海でぷかり、ぷかりと浮いていました。私は、魚たちの世界に夢中になっているのですが、「おっ。死体かと思った」と、よく地元のおじさんに驚かれたものです。(笑)

鮎は、一年で一生を終える年魚です。生まれて、海に下り、そして産卵のために川に戻ってくる。川の遡上は、一生を終える前の、ビッグイベントなんですよね。たった一年しかない命を、一生懸命泳ぐ姿は、本当にドラマチックです。

私には、シュノーケルで見たい、三つの水中の世界があります。
一つは、カナダ西海岸のニシンの産卵。これは、昆布に卵を産み付けるのですが、その卵が、白い水中花のように綺麗なのだそうです。

二つ目は、冬のユーコン川の魚たち。夏は、融け出した氷河に含まれるシルト(何千年前の火山灰)によって、白濁としています。でも、冬になると氷河の融解が止まるので、一時的に水が澄むのだそうです。(でもこれは、かなり寒そう)

三つ目はやはり、どじょうやザリガニのいる、日本の里山の小さな川の小さな生き物たちですね。でも、ヒルが苦手なので、勇気が要るんです。私は未だ、勇気が出ませんが・・・。

いつか、私はカナダ西海岸のニシンの水中花を見に行きたいですし、もう一度、鮎やマス、日本の川を遡上する魚たちの営みが見たいです。
そのときには、ぜひ、みなさん一緒に行きませんか???

一人で浮いていたら死体と間違われて110番されてしまうかもしれないけど、みんなで浮いていれば、大丈夫でしょ?(でも、集団自決と間違えられるかな?笑)

2008年11月12日水曜日

東京の川

筑紫哲也さんの追悼番組を見ました。改めて、本当に物の言える人がいなくなってしまったこと、残念です。ご冥福をお祈りいたします。

先日、この秋一番冷え込んだ東京の川で投網を打ってきました。仕事なので場所など詳しいことは書けないのですが(申し訳ないですが写真もありません)。
下水道が発達している東京の川は、一時のような悪臭漂う川はだいぶ減ってきました。未だ23区内には、川べりを歩くと、温泉街に来たような匂い(硫化水素臭)が漂っている川もありますが。そんな川の夜景は、川面に町の灯りが映えて奇麗です。。。

今回の川「雑魚(ざこ)」とよばれる、小魚の多い川でした。投網を打つと、場所によっては網から外すのが大変なほどの魚の数。
詳しく言うとモツゴ(クチボソ)とオイカワ(ハヤ)が主で、コイ、フナがちらほら。ちなみにオイカワの学名は「Zacco platypus(ザッコ プラティプス)」と言い、属名(学名の最初の単語)の「Zacco」はこの「雑魚」から来ています。
穂が出ているガマ(蒲)の根本をガサガサやれば、一時期、絶滅しそうだと大騒ぎになったメダカが結構いますし、エビ(ヌマエビの仲間)も捕れます。ドジョウやザリガニの姿も。
東京の川、水質と生き物の面から見れば、意外と奇麗なのです。水自体、それほど臭くないですし、意外と生き物も多いのです。そのことに気がついている人は意外と少ないのです。
「へえ、こんな川にも生き物いるんだ」作業している横で見ていた地元の人たちの反応は大方こんな感じ。
水質以外の面から見ると、相変わらずゴミは多いです。空き缶、ペットボトル、煙草のフィルター、何故か多い生理用品、冷蔵庫に自転車、鉄筋コンクリートの破片などなど。この間は入れ歯が落ちてた。

どこの川へ行っても、橋の上、土手の上から川を見てはいるものの、水面に近付く人はわずか。今回行った川は珍しく小学生が遊んでいて、大人たちもそれを当然のように見ていたけれど、ほとんどの川は「危ないから川で遊んではいけません」と看板が立ち、人を拒絶している感じがあります。

以前、別の川(東京近郊の町中の川でした)で仕事をしているときのこと、子供たちが川で魚をとったり、泥遊びをして遊んでいました。汚い川でしたが、いい子供たちだと、笑顔で眺めていました。
翌日も同じ場所で作業していると、その子供たちの学校の教頭先生という人がやってきて「昨日はなぜ、子供たちに(川で遊んではいけないと)注意してくれなかったんですか」と注意されました。
深い場所、流れのきつい場所があれば注意していたけれど、そういう場所はないし、自分が子供だったら、やはり同じように遊んでいたろうし、自分が親だったら、一緒に遊んでいたかもしれない。そんなことを考えながら教頭先生にもごもご言っているうちに、彼はさっさといなくなってしまいました。
数ヶ月後、同じ場所へ行ったところ、人が入り込めないよう、しっかりとした柵ができて、釣りもできない状態。もちろん子供たちの姿はありませんでした。

机の上で、テレビやパソコンの画面の上で、川を綺麗にしようとか、生き物を大切に、と言っても全く意味ないんですよね。実際に川の水に触れてみて、初めてそこに生き物がいること、ゴミを捨ててはいけないことに気がつくでしょう。子供たちが遊ぶのに、あんな汚い川では可愛そうだから川をもっと奇麗にしよう、そういう発想も出てくるでしょう。

これからの季節、川で遊ぶにはちょっと寒いですが、近所の川を覗いてみてください。身近に意外とたくさんの自然が残っていることに気がつくでしょう。

2008年11月10日月曜日

謹んで、ご冥福をお祈り申し上げます。

ニュースキャスターの筑紫哲也さんがお亡くなりになりました。
そのニュースを聞いて、私は、まるで古い恩師を失ったかのように呆然としました。学生時代から、筑紫さんのコメントは、この時代の大切な言葉、自分にとって糧になる言葉と、テレビに張り付くように、一心に耳を傾けていたからです。(難しいことが多かったのですが…)
私にとっては、ブラウン管のなかの先生のようなものだったのです。最近では、環境問題にも熱心に活動されていて、勉強になることも多くありました。

2004年開高健ノンフィクション賞を受賞した際、筑紫さんは、賞の選考委員をされていました。実は、選考はかなり難しく進んでいたのだそうです。けれど、私の作品「ウーマンアローン」は、筑紫さんの強い進言によって受賞が決まったのだと、私はあとから知らされました。
(賞の名になっている)開高健が読みたかったのは、こういった物語なのではないか、と推してくださったのだそうです。
授賞式の日、筑紫さんは夜のニュース番組のために、欠席ということでしたが、「少しの時間でも、」と会場の帝国ホテルに顔を出してくださったって、私はお会いすることができました。
今でも、温かい声で、微笑んでくださったのを覚えています。
もっともっと、私たちにいろんなことを伝えてほしかったと、そう願わずにいられないこの時代、この日本において、大切な方を失ったのだと思います。
とても残念でなりませんが、「お疲れ様でした…。どうぞ、安らかにお休みください」そして、「ありがとうございました」
写真は、筑紫さんとの大切な一枚です。

2008年11月6日木曜日

日本の松が枯れる原因は、北米の・・・。

2003年、カナダからアラスカにむけて、車で走りました。地平線に続く緑の森がほんとうに綺麗でした。ところが、2005年に走ったときには、その緑が、延々と赤茶けているのです。今年は、以前働いていたカナダの牧場を訪ねると、周りの立派な木々が枯れ果てていて、見るも無残でした。
北米では、広大な森が、ものすごいスピードで枯れているのです。
これは、パインビートルという木喰い虫の仕業と言われています。その被害は、年々酷くなり、今では、山火事で消失する被害よりも甚大だそうです。

今のところ、温暖化により、虫が越冬してしまうことが原因とされています。
ところが、虫は以前から木を食べ、木に卵を産み、成長するというサイクルを繰り返していました。だから、そもそも、虫が木を食べ、卵を産むことで枯らしていた訳ではないんです。
木が枯れる原因は、虫が運んでくる菌。
虫によって枯れた木を切り倒すと、青く染まっています。これが、青菌(blue staining fungi)で、カビの一種でこの菌が広がることによって、木は、水と栄養分を運ぶことができずに、死んでしまうんです。虫たちにとっては、とんだ濡れ衣なんです。

さて、日本も松喰い虫の被害は尋常ではありません。我が故郷も、里山の立ち枯れが目だっています。松喰い虫と言われる虫は、カミキリムシ、ゾウムシ、キバチなど。でも、この虫たちも、本来、木を枯らすことはなかったのです。
考えてみてください。虫たちにとって木は、食べ物であるし、寝床であるし、卵を保護する場です。木が死んでしまえば、共倒れです。

日本の松が枯れる原因は、マツノマダラカミキリ虫が、マツノザイ線虫という、うにょうにょを運んでしまうことが原因です。下の写真が、その、うにょうにょ線虫。

この、うにょうにょ線虫こそ、日本の松を枯らしているんです。日本では、カミキリ虫を、松の木を喰って枯らしていると言って駆除しています。これも、虫たちにとっては、濡れ衣。
この線虫は、そもそも日本には居ませんでした。北米からやってきた外来種なのです。日本は、北米から大量の木を輸入しています。その木についていた線虫が、カミキリ虫を媒体に、今、日本の松を枯らしているんです。ちなみに、北米の木は、この線虫に対して抵抗力があるので枯れることはなく、日本の木には、もともと存在しなかったのですから、抵抗力がないそうです。

最近、カナダの青菌(パインビートル)にやられた木を、日本が安く輸入しはじめたそうです。青い模様が綺麗だからと、家具を作るそうです。カナダ側は、手をこまねいていた枯れ木のことですから、大喜び!!!

でも、考えて・・・。日本に、この青菌が入ってくるということですよ。綺麗では、済まされません。
虫を駆除したからといって、根絶できるわけではないんです。相手は、目に見えない菌や線虫なんです。
輸入検疫では、木材の中心温度を56度C以上で熱処理、もしくは窯で乾燥処理。薬品処理。とありますが、それをすり抜けてきていますからね・・・。心配ですよね。

ちなみに私は、虫が大の苦手なので、カミキリ虫が出てきたら、飛び上がって逃げなければなりませんが・・・。 うにょうにょ、なんて、とんでもない!

2008年11月5日水曜日

お裾分け。


この季節、頂き物が多いんです。薩摩芋に里芋、ブロッコリやにんじん、枝豆などの畑の作物を、ご近所さんや親戚が、どっさりと持ってくるんです。最近は、山からとってきたナメコを頂きました。

田舎って、いいですね~。

もちろん、頂いたほうもお返しをしなければならないので、我が家の畑の半分は、人にあげるために育てていますし、私はというと、みんなにあげるために大量の柿をとりに行ってきました。

こういった互助の気持ちって、こころを温めてくれますよね。

以前、私は、カナダの田舎の牧場で働いていました。アラスカの田舎町に滞在していたこともあります。そこでも、人と人が助け合う気持ちを持った人が多かったです。
私も、そんな人間になりたいと思いました。

秋を見つけました。

裏の川に、マスが遡上してきていると聞き、川づたいに、ぷらりと散歩してきました。数年前、川下の架橋工事で、川がコンクリートで囲まれ、川底をならしてしまっていたので、もう魚はいなくなってしまったな・・・と胸の痛い思いをしていたのですが、五匹ほどマスを目撃したと聞いたのです。急いで、見に行ったのですが、私は見ることができませんでした。
目撃者によると、2メートルほどのコンクリートの段を越えられずに、流されてしまったのかも?ということでした。それに、誰かが捕まえて食べちゃったかも・・・。
せっかく戻ってきたマスを見ることができなくて、残念だったのですが、ついでがてらに田園地帯を通り越して里山を歩くと、夏目の木を発見しました。 「なつかしい!」と、手を伸ばすと、今度は、夏目の木に巻きつく山ぶどうを発見。おぉぉぉ~。(感動)
こんな風景が、まだ残っているなんて! 里山の良さを再確認しました。

2008年11月4日火曜日

新米が、飼料米に

備蓄といえば・・・、(クロアチアの備蓄貯蔵庫に関連して書きます)
今年は気候もよく、台風が少なかったため、この秋、日本の米は豊作でした。 安く、美味しい新米を食べることができます。ところが・・・、

近年、日本はずっと、米余り状態で、減反政策を続けています。(しかし、その反面、事故米は輸入されていますが・・・)
毎年、休耕田や青田を刈り続けていますが、相変わらず、米余り状態なのだそうです。
そこで、今年、コシヒカリやフサオトメなどの一級銘柄の新米が、飼料米として豚の餌にまわされたそうです。
普通に市場に出せば、一俵1万4000円で取引されるところを、飼料米だと、3000円です。その差額は、市の交付金で補填されますが、それも税金ですよね・・・。休耕田や青田刈りも、税金が投入されています。
そもそも、役所の対応が遅く、田植えが済んだころに、減反事業の発表があって、農家も困っているそうです。

豚にとっては、美味しいコシヒカリを食べることができて、喜ばしいことなのでしょうが、なんとま~、呆れるニュースですね。
お米を減らすのに、多額の税金を使っているこの日本に、ワーキングプアで、美味しい新米も買えない人たちもいるんですけれどね・・・。

天然地下貯蔵

BOBさま。投稿をありがとうございます。
クロアチアも以前は、地下貯蔵を利用していたのですね。
冷蔵庫のない時代の貯蔵方法は、世界中に見られます。日本も、田舎にいけば、まだ、土を掘ってつくるムロ(室)に、野菜などを入れて保存しています。
先日は、隣県のワイン工場の雪室(天然雪の貯蔵庫)を見学してきました。室の中には、まだ去年の雪があって、ヒンヤリとしていました。
写真は、アラスカの森の中に住む、ペニーお母さんの自慢の地下貯蔵室です。土を掘り下げて作ってあります。スーパーに買い物に行けないお母さんは、この貯蔵庫に三年分の食料を蓄えています。
冷蔵庫と言えば、これから寒くなる季節、自然の冷蔵庫を作ることができます。
私の部屋はベランダがあるので、いつもそこに簡易的な自然冷却庫を作っています。自然の放射冷却を利用すれば、夏でも大丈夫です。 放射冷却を利用する方法は、キャンプに行ったときなども使えます。もちろん、熊のいる場所では、用心しなければなりませんけれど。
私にとって、地下貯蔵は夢ですね。たくさんの食料!チーズ、ハム、ソーセージ、そして、ワイン。
戦後、三種の神器のひとつ、冷蔵庫を持つのが夢だった時代がありましたが、今の時代を生きる私にとっては逆に、天然貯蔵のほうが魅力的です。
そういった小さなことでも、節電につながればいいですよね。

クロアチア

10月にクロアチアのドブロブニクに行ってきました。
ドブロブニク旧市街は長い歴史を通じて造られてきた要塞都市、城壁の中には幾つかの興味深い博物館があります。
そのうちの一つが昔の生活を紹介する博物館、近代工業文明が発生する前の生活スタイルを展示してあります。

博物館の一階にたくさんの竪穴が掘られています、深さは7~8メートル、直径2メートルくらい。
これは穀物貯蔵庫だそうで、敵に長期間包囲されたとき、飢饉のときなどに当分の間は自給できるだけの穀物を貯蔵していたそうです。
現代の世界の穀物貯蔵量はお寒い限り、世界的な大気候変動が発生したときにどの程度の備蓄があるのでしょうか?



<貯蔵庫>
パネルの内側の床に穴が掘られている。













<貯蔵庫の配置>
全部で18の貯蔵庫。